高校野球いろいろ
甲子園7回制の議論に寄せて──“選手ファースト”を本気で考えるなら、全校が甲子園で1試合を 今、夏の甲子園大会における「7回制」導入が議論されています(参考:日刊スポーツ「高校野球7イニング制『28年春から採用が望ましい』会議の最終報告を公表」)。 …
秋の連休、岩手県で開催された秋季東北大会。近場ではありましたが、今回は観戦を見送りました。理由は、高野連による「画像・動画のSNS投稿禁止」のアナウンスです。選手の保護を名目としたこの措置に、どうしても違和感を覚えたからです。 SNS投稿は、今や…
真夏の甲子園、熱戦と沈黙が交錯した大会 2025年夏、第107回全国高校野球選手権大は、沖縄尚学の優勝という劇的な結末で幕を閉じました。決勝戦では日大三高との接戦が繰り広げられ、最後まで勝敗の行方が読めない展開に、球場は息を呑みました。 夏の甲子園…
はじめに 広陵高校野球部の暴力事件が報道され、SNS上では賛否が渦巻いています。結果昨日 広陵高校より甲子園辞退の発表がありました。 【甲子園】広陵が出場辞退 7日に初戦突破→14日に2回戦・津田学園戦を控えた中で決定 - 高校野球夏の甲子園 : 日刊ス…
高校野球と確率の奇跡──2025年夏の甲子園抽選の異変 今年の夏の甲子園。全国49代表が出そろい、注目の組み合わせ抽選会が行われました。 その結果は、フリー抽選にもかかわらず、同地区対戦が「ゼロ」という奇跡的な展開。 【夏の甲子園|予定・結果/組み合…
夏の甲子園の49代表が昨日で出揃いました! 毎度話題になるのが高校野球とSNS 〜称賛か、規制かのせめぎあい。 真夏の歓声と沈黙 高校野球地方大会では、スタンドの熱気と熱戦が繰り広げられる中、それらを記録し共有したくなるのは自然な感情だと思います。…
「高校野球動画の投稿禁止、プレー批判や中傷SNS相次ぐ…『選手を守る措置』」(読売新聞) この問題については、いつも主催者側の視点ばかりがアナウンスされます。しかし、主役である選手や、それを支えるご家族、指導者、学校関係者の声はなかなか届いてき…
明日から始まる春のセンバツに注目が集まっています。東北からは青森山田、八戸光星、そして久々に出場する学法石川の3校が参加します。 21世紀枠では公立校が多く選ばれる傾向にありますが、今大会では東北地区からの選出はありませんでした。特に秋田県か…
【公立ゼロの2023夏の甲子園16強】 2023年夏の甲子園は、本日、台風の影響により中止となりました。順調に進行していれば、現在は3回戦の予定でした。 ここ10年間、夏の甲子園でベスト16に進出した公立校は、毎年1〜3校程度存在していましたが、2023年はつい…
老朽化した岩手県営野球場に代わり、今シーズンから岩手県のメイン球場として新たに「盛岡ボールパーク」が本格稼働します。 岩手県営野球場といえば、MLBで活躍する大谷翔平選手が夏の甲子園出場を逃したレフトポール際の本塁打、ロッテ・佐々木朗希投手の…
東北地方の100年の呪縛が、ついに解けた2022年8月22日。 今世紀における東北の最大の負の出来事が「3.11」だとすれば、「8.22」の仙台育英の優勝は、歴史的にも非常に嬉しい出来事のひとつです。 宮城県内の瞬間最大視聴率は、なんと43.2%。9回表、下関国際…
「歴史を変えるなら今」――仙台育英、いざ決勝へ。 東北勢の悲願成就まで、あと1勝。 深紅の優勝旗に最も近づいたのは、昭和44年の青森・三沢高校。延長戦であと一球、押し出しサヨナラの場面まで迫りました。 平成元年には、大越投手を擁した仙台育英が、あ…
8月10日、甲子園駅へ向かう阪神電車の車内でのことです。若い二人が能代松陽高校について語っていました。 「能代松陽って統合して名前変わったの知ってる?」 「能代工業が統合して能代松陽になったんだよ」 「能代工業ってスラムダンクの山王工業のモデル…
春のセンバツ出場校決定! サプライズ選出の光と陰 必要なのは選抜出場枠の改革 21世紀枠の意義 春のセンバツ出場校決定! 2022年春のセンバツ出場校が決定❗️ 出場校の選手・関係者の方々おめでとうございます。まだコロナ禍の折ですが、今年こそは有観客…
北東北で11月はもう初冬 日本シリーズ3回目の顔合わせ もつれた4勝3敗が面白い 神宮はプロ野球より学生野球を優先 北東北で11月はもう初冬 さてと、今年も残り2ヶ月をきってしまった11月の中旬。北東北は既に初冬の色。例年のことながら、この時期でもフツー…
さて 2021秋季東北大会は花巻東の初優勝で閉幕。これで余程のことがない限り、春のセンバツへは岩手・花巻東と福島・聖光学院が出場します。そして明治神宮大会へは、東北地区代表で花巻東が出場❗️ やはり指揮官は忘れてはいなかったのか。大事なことは施され…
能代松陽が秋季秋田県大会出場へ 気になる青森県大会の延期の記事 秋季東北地区大会も延期に 是が非でも必要な東北大会開催 能代松陽が秋季秋田県大会出場へ 秋田県新チーム各校にとっての最初の公式戦である地区大会が無観客のなか開催中。 おっさん推しの能…
www.nikkansports.com お盆休み・夏季休暇明けの8月17日火曜日。長引く大雨の中、それでも甲子園の選手権大会は第一試合のプレイボールを迎えました。途中から雨脚はさらに強まり、グラウンド状態は最悪。それでも試合は続行され、7回成立でゲームセット。押…
続々発表となる地方大会開催概要 開催概要に影響する地域風土 特筆すべき宮城県の英断 2021秋田県大会開催概要 続々発表となる地方大会開催概要 7月に地方大会を控えた6月は、組み合わせ抽選会の時期。同時にコロナ禍での各地区それぞれの状況による開催事…
先日クローズのプレイボール2。今度は墨谷二中を卒業した近藤キャプテン・浪人中・予備校通い兼墨高校新監督に就任が決まった谷口監督。これで歴代の墨谷二中の主将経験者が1つのチームに集結。 グランドジャンプNo.12 大好評発売中!!「キャプテン2」継…
タイブレークと球数制限とフラバン禁止の春のセンバツ 球数制限に伴う複数投手からの今後 4人の投手で秋田大会を制した明桜 コンプライアンス最優先の2021年 タイブレークと球数制限とフラバン禁止の春のセンバツ 球数制限とタイブレークで高校野球の魅力が…
大雪とコロナ禍での厳冬の中でも、春は必ずやってきます。正に冬来たりなば春遠からじ。かなりの制約がある中で、春の選抜は有観客での開催に高野連は舵を切りました。 センバツ出場校の発表は1月29日(金) 、最近の選出の傾向を見ると、ほぼ秋の大会の結…
コロナの終息が見えない中、ひとつの朗報が届きました。2021年の夏の甲子園は8月9日開幕、春のセンバツは3月19日開幕へ! 2020年は春夏ともに開催が見送られた年でした。それだけに、選手たちにとっての“究極の目標”が明確に示されたことは、何よりの喜びで…
コロナ禍の為中止となった春のセンバツ。さらに夏の選手権も中止となった2020年世代。本来ならばアルプスの大応援団の中のゲームが無観客試合。それでも甲子園でのゲームには格別なものがあります。 特に伝統校の磐城高校にとっては、久々の甲子園だっただけ…
甲子園中止から独自地方大会開催へ 大会の意味合いはそれぞれ 大会自体もトーナメント方式で優勝校を決めるのか、エキシビションとしての要素が強いのか、無観客試合での開催なのか、まったくわかりませんが、とにかくコロナ禍で野球の試合ができることは有…
やっぱり夏の甲子園は特別な存在 夏の甲子園中止のニュースから一夜明けて、落胆する選手たちの失意の報道と共にネット上で様々な意見が飛び交っています。やはり夏の甲子園はこの国にとって特別な存在であることに違いありません。長い歴史と選手とファンが…
公式発表前の“負の報道”は控えるべき 今朝、Twitterで突然目にした「夏の甲子園中止へ」というニュース。 5月20日に委員会で協議される予定だったはずが、まさかのフライング報道。あまりにショッキングな内容に、ネットでも一気に拡散されました。 最近のマ…
時が止まってしまった2020年 時計の針を動かす為にはコロナの収束を 夏の大会の可否判断は5月 困難はきっと乗り越えられる 時が止まってしまった2020年 連日のコロナ禍の中、全てのイベントが延期や中止の折スポーツ界もその渦中にあります。おっさんが楽し…
春のセンバツがまさかの中止の発表。甲子園出場が決まっていた32校にとっては、全く気の毒な結果となってしまいました。 折しも東日本大震災から9年が経過した3月11日。ふと思い出したのが、被災地でもあり、1988年に降雨コールド負けで夏の甲子園を去…
春のセンバツは無観客試合での開催が決まりましたが、それでもなお開催が危ぶまれる状況が続いています。そんな中、4月末〜5月初旬に予定されていた四国大会の開催が中止に。これに伴い、予選にあたる県大会の中止をすでに発表した県も出てきました。 オッサ…