四方山話に時々音楽と高校野球

高校野球・浜省推し・スピリットは1980年代

2020夏の高校野球の開催をまだ待っています

公式発表前の負な報道は控えるべき

今日の朝方にTwitterで知った突然のニュース「夏の甲子園中止へ」。

5月20日に委員会で協議されることになっていたはずが・・・。あまりにショッキングな報道に、ネットでも拡散。最近のマスコミの報道 何につけても憶測で勇み足。何か情報源があってリークしたいのでしょうけど、20日の公式発表を待ってもよさそうなもの。

報知が一番最初に報道し、他のメディアは追従しNHKは選択肢のひとつにとどめているだけに、20日のアナウンスはまだ判りません。8月開催のイベントはまだ時間も残されています。結論が先送りになる可能性も残されているのでは ?

一般の方と相違して、選手達には何よりも重要なことです。マイナスなニュースについては、当日まで控えてほしかったです。

甲子園があるからこその地方大会

部活で高校野球を選択した選手にとっては、甲子園に出場しプレーすることは大きな夢であり大目標。勿論 野球が大好きなことには変わりがありませんが、楽しむだけなら草野球から同好会だってある。部活には軟式野球の選択肢もあります。

それを他の楽しみを犠牲にしてまで最もハードな練習に打ち込めるのは、なかば神格化されたような究極の目標があるからこそ。

夏の甲子園は全国大会であり、地方大会を勝ち上がったチームだけの選ばれし者のステージです。目標がありそれを目指すことへモチベーションが上がり、そのために日々の練習の積み重ねがあります。地方大会に抜群のパフォーマンスや激闘があるのは、こうした目標への執着の賜物かと思っています。

甲子園が無い地方大会だけになったとしたら、選手がこれからの練習や試合へのモチベーションは維持できるのだろうか?

秋の大会も夏の大会も先には甲子園がありました。3年生にとっては最後の大会が甲子園に繋がってないなんて、あまりに酷過ぎます。

ただ開催されることによって、特に3年生は最初で最後の公式戦。選手には大切な試合になることには違いありません。

リスクゼロの社会は無い

コロナ禍がいまだにピークなのであれば中止も致し方なし。けれども緊急事態宣言も解除され、おそらく5月末では全国一斉解除される可能性もあります。

大会は8月開催。第2波への警戒も必要で全く油断はできない状況は周知のこと。大会を運営する大人が一番簡単で安全なことは、中止を選択することであることは言うまでもありません。

大人にとっては、夏の甲子園は風物詩で毎年あります。月並みですが3年生の選手にとっては、一生に一度の夏。これは全部の学生スポーツに該当することですが、もっと開催することを前提に議論を重ねるべき。

今の日本は平時から保身が第一。責任の所在だけがいつも議論の的。この度も万一のことがあれば、主催者側に非難は必至となります。リスクがゼロなことを目指すのであれば、ワクチンが開発承認されるまで何もできなくなりますね。社会生活でリスクゼロなんてことは、平時でもありません。

開催は万策尽きるまでの議論を

議論としては、先ずは甲子園での通常開催、次に甲子園での無観客試合、さらに延期や他の地域、球場での全国大会、万策尽きた場合に全国大会の中止という流れかと思います。選手には大人が必死に努力している姿を見せないと。

甲子園は神格化された存在ではありますが、全国大会を開催できるスタジアムは各地に沢山あります。今年に限っては、感染者数が少ない地域での分散開催での全国大会も選択肢の1つになると考えます。オリンピックでさえマラソンは札幌にしたくらいです。

おっさんが暮らしている岩手県なら感染者はいまだにゼロ。県野球場は国体開催の実績あり。さらに隣接する秋田県のこまちスタジアム、青森県のはるか夢球場はプロ野球開催の実績あります。北東北なら感染と同様に心配されている熱中症対策にもなります。

選手には不本意でしょうが、全国大会が中止になるよりは遥かに選手にとっても意味あること。何度でも言いますが、ギリギリまで議論してほしいです。