お盆休み・夏季休暇明けの8月17日火曜日。長引く大雨の中、それでも甲子園の選手権大会は第一試合のプレイボールを迎えました。途中から雨脚はさらに強まり、グラウンド状態は最悪。それでも試合は続行され、7回成立でゲームセット。押している大会日程を考えれば、やむを得ない判断だったのでしょうか。
さらに衝撃のニュースが続きます。宮崎商業が新型コロナウイルスの集団感染により出場を辞退。また、1回戦で春夏通じて初出場・初勝利を挙げた東北学院も、2回戦を前に出場辞退を発表しました。
昨年はコロナ禍により選手権大会そのものが中止となりました。今年は地方大会こそ開催されたものの、依然として緊急事態宣言下での甲子園開催。加えて天候不順が重なり、明日も明後日も雨天の予報が出ています。
延期が続けば、決勝戦までの日程にも影響が出かねません。すでに2校が出場辞退を余儀なくされており、今後も感染拡大によって同様のケースが増える可能性も否定できません。地元を離れて長期間滞在する中、遠隔地の宿泊先で不安を抱えている選手も少なくないはずです。
これほどまでに悪条件が重なった大会は、過去に例がありません。もし今後、日程の消化が困難となり、さらに出場辞退校が増えるような事態になれば、今はまだ表面化していない「大会打ち切り」の議論も避けられない状況にあるのかもしれません。
ただ、もしそうした議論が現実味を帯びるのであれば、せめて全チームが一度は甲子園の土を踏んだ後に結論を出してほしいと願います。
学生スポーツにおいて、優勝を逃したチームもまた、敗戦を経て次のステージへと進んでいくものです。しかし、昨年と今年は、その「敗れて次へ進む」ことすら許されなかったチームが存在するという事実が、なんとも切なく、胸に残ります。
