続々発表となる地方大会開催概要
7月に地方大会を控えた6月は、組み合わせ抽選会の時期。同時にコロナ禍での各地区それぞれの状況による開催事情。地方と都市圏の差は単に人口の差だけではなく、様々なところで大きく変容します。地方でも東西・南北で考え方が様々。
開催概要に影響する地域風土
この度2年ぶりに開催される全国高校野球選手権の各地方大会。主催者は大手新聞社と高野連。特に地方大会は各都道府県の高野連に委ねられることから、判断の仕方にも地域性が反映されます。特に都市圏と地方圏での差、さらに東北の各県は変革を求めない、保守的で慎重。本音は各県に責任がこないように、もっと上が決めてくれればとさえ思っている保身が最優先。
この要因は、歴史上 ただの一度も天下をとったことが無いことが起因の1つと思っています。歴史上の最大のチャンスは大昔の藤原三代と伊達政宗公。大和政権は近畿 、関東は鎌倉幕府があり 東海は戦国の三英傑、明治維新は薩摩と長州で天下をとった。京都は長らく日本の都であり、東京は現在の首都。さらに日本の歴史はずっと中央集権。この歴史から東北は官民共に上の指示で動くことが常、ゆえに自己の責任と判断で動くことが苦手。
その為か、東北は上には極度に弱い。これは、おっさんの経験上からも、気質は関東・関西とは相違します。江戸幕府の顔色ばかり伺っていた外様の諸大名。一方で禁止されている密貿易で富を蓄積した薩摩と長州。子どもの頃から、上への尊重を教育される東北地方と、反骨精神も重視する他の地域の相違を知るのは、県外に行ってからでした。
少なからず、現代にもこの風土は引き継がれています。全国展開している企業での会議で、東北出身者の積極的な発言や提案って聞いたことありますか?その分 上からの無理な押し付けは何でもやり通す愚直さ、うつ病や病んでる影はこの地域が突出しています。
高校野球のルールでの取り組み方と実践の仕方も違います。例えばサイン盗み禁止のルール。地方→限りなくルール順守。都市圏の強豪校→ばれないように上手くやる。発覚した際はネット・SNSで袋叩きとなるリスクを冒してまで、成果を取る姿勢、勝てば官軍をよく知っています。
特筆すべき宮城県の英断
その中でも特筆すべきは、行政・経済での東北のリーダー宮城県。早々と有観客さらに4回戦からブラバンもOKの判断。最初に東北に優勝旗が翻るのは宮城県と唱えるのも、この様な姿勢なら頷けます。それにしても伊達政宗公が天下を取ることが出来たなら、東北の歴史や気質が変わったかと思うと残念。
高校野球宮城大会、7月7日開幕 4回戦からブラバン可 | バーチャル高校野球 | スポーツブル
2021秋田県大会開催概要
さて、おっさんが注目する秋田県大会の開催概要は下記内容
県高野連によると、開会式は選手や大会関係者が集まることによるリスクを考え避けるべきだと判断した。来月9~12日の1、2回戦(計25試合)は4球場で開くため、感染防止に配慮しながらの有観客での運営は、要員や態勢面から難しいという。
13日からの3回戦以降はこまちスタジアム(秋田市)1会場で開くため、感染防止策を取りつつ、一般の観客を迎える方針で、直近の感染状況を見て最終判断する。保護者・生徒らによる応援の形態も感染状況を注視し、検討する。
コロナの感染リスクが低いわりには、宮城県とは相違する開催概要。それでも無観客に舵を切ら無かっただけでも救われました。
さて、歴史上の天下統一はさておいて、歴代首相の輩出でも、東北6県では秋田県と岩手県の2県のみ。もっとも秋田県はついこの間ですが…。もうそろそろ高校野球の世界だけでも、全国制覇してもらいたいのですが・・・では またです。