北東北で11月はもう初冬
さてと、今年も残り2ヶ月をきってしまった11月の中旬。北東北は既に初冬の色。例年のことながら、この時期でもフツーに屋外競技ができる地域はホントに羨ましい。
北国の現実は、降雪という冬の過酷な気候条件が発展に邪魔していることは言うまでもないこと。とにかく4ヶ月間の冬は長過ぎ。
雪国以外の日本の多くの地域は雪掻き、除雪なんて全く必要ナシ。日常的にもこの差は大きい。ゆえに人口の大部分は雪国以外に集中するのは自然なこと。
この先さらなる人口減が続くことは、この国の避けられない現実。50年後には、おそらく東北と北海道は県都以外は残ってないはず。残りの地域は農地か工場か観光地。残念だが100年後の地方の小都市の殆んどは消滅するだろう。
どんなに行政や政府が音頭を取っても、こればかりは解決法はナシ。これはこの時代を生きた人々が、さまざまななことを選択し、結果がこうなってしまったこと。むしろ現実を受け入れての対策が必要。そして、先を悲観するか楽観するかは人それぞれ。
日本シリーズ3回目の顔合わせ
前説が長くなりましたが、先ずは先日クライマックスシリーズが終了、ヤクルトとオリックスの組み合わせとなった日本シリーズ。
この組み合わせは3回目。過去は、管理野球の広岡監督率いる78年のヤクルト初優勝のチームと当時最強の阪急ブレーブスとのシリーズ。次が95年イチロー擁する仰木監督と知将野村ヤクルト。結果はいづれもヤクルトスワローズに軍配。
78年当時は高校生で、95年は30代 そういえば生観戦した唯一の日本シリーズがこの年の神宮球場。シリーズの過去を振り返ると、自分の過去も重なります。
78年のシリーズは六大学野球が優先で、日本シリーズは当時の後楽園球場がヤクルトのホーム。7戦目の大杉選手のポール際へのホームランも、これが神宮だったらどうなっていたか?
この次の年も近鉄が藤井寺と日生が使用できなく、大阪球場を使用せざるを得ない 本拠地不在のシリーズが続くことになります。
奇しくも今年のシリーズも、明治神宮野球大会優先で東京ドームがヤクルトのホーム。屋外と室内環境の差がどんな影響が両チームに出るか?
もつれた4勝3敗が面白い
おっさんはプロ野球には推しのチームがないので、勝敗はどちらでも構いません。それでもテレビで例年観戦しますので、7戦までもつれた4勝3敗がベスト。どちらか一方的なシリーズになるのだけは勘弁。
それにしても90年代頃までの日本シリーズは、国民的イベントの1つ。世間の熱気と注目は今と明らかな温度差。今じゃ少なくともおっさんの場合は、昨年や一昨年の日本一のチームもすぐに思い出せない始末。
以前はデーゲーム、今はナイトゲームで目にする機会も多いはずですが、デーゲームの貴重感の方が実は印象的な出来事。
神宮はプロ野球より学生野球を優先
一方で、ヤクルトの日本シリーズを押し退けてまで開催する明治神宮大会。大会の歴史を調べると、それほど古くもありません。それだけ六大学を中心とした学生野球へのプライドがくっきり。経済・コスパ優先の世の中で、こだわりがあることはなかなかイイ。
秋季地区大会の優勝校が集結する明治神宮大会。事実上の秋の日本一決定大会。この大会、世間からももっと注目されてもよさそうなもの。甲子園では優勝旗に縁のない東北勢も何度か優勝。この実績からも、甲子園での白河越えのプレッシャーから開放されてほしいものです。
東北地区からは、花巻東が以外にも神宮大会ヘ初出場。目標の秋の神宮大会日本一、さらに春のセンバツ制覇ヘ。全国の強豪校との対戦が楽しみです。