明日から始まる春のセンバツに注目が集まっています。東北からは青森山田、八戸光星、そして久々に出場する学法石川の3校が参加します。21世紀枠では公立校が多く選ばれる傾向にありますが、東北地区からの選出はありませんでした。特に秋田県からの選出もなく、東北地区の3枠目は常に難航しています。今大会でも一関学院と学法石川は秋の成績が同等でした。東北地区は6県で4枠を望んでいますが、増枠はまだ実現していません。
【2024年センバツ(春の甲子園)|組み合わせ・結果】バーチャル高校野球 | スポーツブル
優勝校やトーナメント上位進出校も気になるところですが、今大会から導入される低反発バットの影響も興味深いです。春夏の甲子園大会を振り返ると、1970年代に木製バットから金属バットへの移行、1990年代には星稜の松井選手が登場した大会からラッキーゾーンの撤去がありました。そして、2024年の低反発バット導入は、それらの変化に匹敵する大きな出来事です。昨年の春のセンバツでは本塁打が全部で12本でしたが、春は通常、打撃よりも投手力が優れた大会です。夏と比較して本塁打が少ない傾向にありますが、今春の大会ではそれがさらに少なくなることが予想されます。
春のセンバツの行方や戦術は、全国の球児や高校野球関係者の注目の的です。春の甲子園大会は、現時点での全国トップクラスの選手と指導者が集まる場です。ここでの戦い方は、各地区の春の大会や最終目標である選手権大会に影響を与えます。
球数制限、タイブレーク、2段モーションの解禁、そして低反発バットの導入など、時代と共に新しいルールが導入されています。通常、複数の投手を使ったロースコアのゲームが予想されます。勝つためには相手に点数を与えないことが重要で、タイブレークでは実力の弱いチームが勝つチャンスがあります。1点の重みが増すため、投手陣を中心に堅実な守備を行うディフェンス主体の戦略が必要です。攻撃陣は、1点を取るための多様な戦略が求められます。秋田県のチームでは、スクイズプレーで確実に点数を取る金足農業の野球が新ルールに適しています。
夏までに複数の投手を揃えることができるかが、金農の鍵を握ります。公立校が主体の秋田県のチームにとっては、これが課題です。昨秋の大会を見ると、2人以上のゲームをつくれる投手を持つチームは秋田県では私立の明桜と秋田修英の2校。金農は、主戦投手に続く2人目以降が安定すれば、夏の大会での候補になるでしょう。NOSHOは異なるタイプの投手を継投する戦略を取るのでしょうか。さらに、スクイズや足を使った攻撃のバリエーションが求められます。
球春が到来しました!北東北では雪もなくなり、野球ができる季節になりました。これからが活動期です。またお会いしましょう