春のセンバツ出場校決定!
2022年春のセンバツ出場校が決定❗️ 出場校の選手・関係者の方々おめでとうございます。まだコロナ禍の折ですが、今年こそは有観客での通常開催を期待しています。
サプライズ選出の光と陰
センバツ、久々にサプライズ選出があったようで、ネットでも話題となっています。注目は東海地区の2校目 の選出された大垣日大(岐阜)と東海大会準Vで落選の聖隷クリストファー。いろいろ説明と理由が掲載されておりますが、今一歩説得力に欠ける内容。簡単に考えると地域性を考慮した結果と推測します。
必要なのは選抜出場枠の改革
枠数が限られる中での同一県 2校の選出は、最近は21世紀枠の存在もあり特に問題にされませんでした。ただ、過去には重要視された経緯もあり、久々に行使された結果と考えています。聖隷クリストファーには夏に実力で甲子園出場を勝ち取ってほしいものです。
それにしても東北地区の一般枠の2校は少ない。もともと主催新聞社の拡販戦略の1つとしてスタートした春のセンバツ。拡販するには大都市圏の関東圏と近畿圏を抑えるのが一番からか、 ここの枠数は常に優遇。さらに開催地の甲子園は近畿圏のど真ん中。動員としても地元チームと関東圏チームとの東西対決が一番盛り上がるのは理解できます。
高校野球の歴史も100年を経て、時代や背景も変わりました。東北在住者としては、せめてもう一枠増やして3枠、できれば4枠はほしい。
その為には、公平をきするように地区別出場チーム数から、数字上の割り振り数を基として、さらに地域毎の競技レベルに準じた枠数を導き出す方法があげられます。
地区の競技レベルは夏の甲子園と秋の神宮大会の勝ち数をポイント制にして、地区別に格差をつける方法です。例えば東北6県の夏の出場校が全チーム初戦敗退なら0点さらに神宮大会も初戦敗退なら 合計点でも0。このケースなら春のセンバツの枠はゼロか最小枠を設けた場合の一校。
勿論 ポイントが多ければ、枠数の大幅増もあり。選手の全国大会での活躍は、後輩選手へも受け継がれる仕組みになります。
ただ、夏の選手権はそもそも地区別での出場校数が相違しています。センバツの出場校の選考は、その辺りのさじ加減を見極め、地区別の枠数を決定することが主催新聞社と高野連と選考委員の肝。さらに出場校を選考しやすくするように、秋の各地区大会では順位付けを明確にする3位決定戦、5位6位決定戦を実施すればさらにヨシ。
既に毎年決められた固定の枠数で決めようとするから、混乱が生じてきます。地区大会での組み合わせのアヤもありますが、それも含めてのトーナメント。優先されるべきは成績の結果。過程を含めると、選考委員の主観が色濃く反映され混乱をまねきます。
客観資料を元にした選考でなければ、同様のことは今後も起こり得ます。センバツ出場校の選考は、周囲が納得する客観資料とデータと結果に基づく、地域枠数と出場校の選出が望まれます。
それでは選抜の意味が薄れるのでは?夏の選手権は1県一校、春は地区代表の全国大会で、そもそもが相違しています。
地区大会の優勝校と上位校が選抜に選出される限りは、事実上秋の地区大会はセンバツの予選大会。選考委員の独自の解釈から選出されるケースは、現在もそれほど多くありません。
21世紀枠の意義
どうしても選考委員の存在意義が必要なのであれば、これまで通りの21世紀枠は継続で。個人的にはスポーツの全国大会は実力のみで十分。甲子園での高校野球の存在が地域にとって重要視されることを考えると、これはこれでヨシ。では またです。
只見高校、センバツ出場決定の瞬間!
— 緒方太郎(Taro Ogata) (@TARO_ogata0810) January 28, 2022
校長先生の表情に泣きそうになった。#只見高校 #センバツ #高校野球 pic.twitter.com/WE7nW43nyU