四方山話に時々音楽と高校野球

高校野球・浜省推し・スピリットは1980年代

阪神電車で聞いた能代松陽の会話

去る8月10日  甲子園駅へ向かう阪神電車の車中のこと。能代松陽のことを語っていた若手2人の会話。「能代松陽って統合して名前変わったの知ってる?」→「能代工業が統合して能代松陽になったんだよ」→「能代工業ってスラムダンクの山王工業のモデル校」→「すげなそれ❗️」


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秋田県内の方なら知っている、能代松陽は能代北と能代商業の統合校。スラムダンクの山王工業こと能代工業は、能代西と能代工業が統合して現在は能代科学技術。

秋田県外・ましては1000キロ以上離れた地域での知名度はこんなもんだろう。秋田県内外のゆかり方でも興味が無い方には、統合校による校名の変更が多すぎてなかなか認識されないのも事実。

おっさんが上京した頃は、能代といえばバスケの能代工業、秋田の高校野球は秋田経法大附が有名どころ。後に全国で上位進出する金足農業もまだ甲子園出場前の時代。校名が全国で認識されるのは、進学校よりはスポーツでの全国大会優勝校や上位進出する常連校。

少子化の折、激減する入学者確保の為私学が高校野球をはじめとするスポーツに強化するのも理解できます。甲子園の上位進出校や優勝校の認知度はものすごく高い。

仙台育英・聖光学院・青森山田・花巻東・八戸光星に代表される東北の強豪私学の知名度は、全国でも抜群。また大阪桐蔭や明徳義塾などは東北でもみんな知っている名門私学。

一方で公立校といえば松山商業・広島商業・高松商業・など、古き時代からの名門校。かつて全国を席巻した名門の商業高校も、現在では甲子園出場・上位進出はずいぶん少なくなりました。時代の趨勢を感じるものの、新しい時代での高松商業の活躍があるのも事実。

さて能代松陽高校。今夏は甲子園初戦で敗退したものの、出場メンバーは2年生も多き夏でした。それゆえに、新チームが目指すは直近の秋の大会から春のセンバツ、夏の連続出場と全国上位進出。甲子園を実感して次の大会に臨めるのは、秋田県内ではこのチームだけ。秋からの活躍期待しています。