
ルールブックの盲点が現実となった、秋田中央 vs 明桜の秋田大会決勝。延長戦の大詰めでの攻防は、まさに高校野球の奥深さを感じさせる場面でした。
11回表、ワンアウト満塁の明桜の攻撃。センター前のきわどいフライでツーアウト、飛び出したランナーがセカンドでアウトとなりスリーアウト…と思いきや、さらに三塁へ送球され第4アウトが成立。
ここがポイント。アピールプレーによる「第3アウトの置き換え」がなければ、スリーアウトが成立する前に三塁ランナーがホームインしていた場合、その得点は認められるという不思議なルール。
この場面での1点は決定的でした。結果的に秋田中央がサヨナラ勝ちを収めましたが、もしこの1点が入っていたら、9回裏のセンターオーバーでも同点止まりだった可能性があります。
昨日の秋田大会決勝戦で起きた「第4アウト」「フォースプレーの置き換え」。オッサンも現地にいましたが、正直理解に苦しみました。そんな中、中央のアピールプレーによる冷静な対応は見事。延長戦、炎天下の中での判断力は称賛に値します。勉強になりました。
一方で、あの場面は明桜の走塁ミスだったのか?それとも、ルールの盲点を突いて三塁ランナーが仕掛けたのか?もし後者なら、あの場面でその判断をした明桜もまたスゴい。それぞれの思惑を後に検証できたら面白いですね。
ただ残念だったのは、審判からのアナウンスがあまりに簡潔すぎて、ほとんどの観客が「???」状態だったこと。甲子園での鳴門 vs 済々黌の試合では、審判の説明が明確で分かりやすかった記憶があります。
済々黌 vs 鳴門でドカベンの『ルールブックの盲点の1点』が再現された試合はこちら:
https://www.youtube.com/watch?v=syB9w6Lv0SI&feature=youtu.be
「ルールの盲点」と言われながらも、実は非常に有名なルール。ネット上にも多くの解説があり、改めて野球の奥深さを感じさせられました。
決勝戦のような大舞台で、こうしたプレーが飛び出すのも高校野球の醍醐味。選手たちの冷静な判断と、積み重ねた準備の成果に拍手を送りたいです。