四方山話に時々音楽と高校野球

高校野球・浜省推し・スピリットは1980年代

「砂の栄冠」 8巻まで読みました・高校野球好きへのお薦め本

最近はほとんど漫画本を読まないわたしが、珍しく本日 表題のコミックを1巻~8巻でネットカフェで読破!

昨日・今日は時間があったので、高校野球関連のサイトを覗いていたら、この本のことが書いているブログやスレッドがあり、急に読みたくなった次第です。内容は既にご存じの方も多いとは思いますが舞台は架空の埼玉の県立高校「樫野高校の硬式野球部」

(ウイキペディアによると高崎高校がモデルだそうで)

創立100周年を迎える同校が夏の埼玉県予選決勝で、甲子園常連校の浦和秀学高校に逆転負けで初の甲子園出場を逃してしまう場面から物語は始まります。

ウイキペディアでは「一般的な野球漫画と比べてブラックな要素が散見される。また、高校野球を単なる学生スポーツとしてでな「興業」でもあることを強調しており、野球部員たちが「さわやかな高校球児」を演じることにより試合を有利に進めようとする様が描かれている。」と記述されております。

今までの一般的な野球漫画 キャプテンプレイボールとも違うし「ドカベン」「タッチ」とも全く違います。 もっとも現在の高校野球と甲子園の現実を物語にしているのが、本書なのではと感じました。

主人公のキャプテン兼エースの七島は、自身が逃した夏の甲子園大会を観戦に・・・そこで春・夏の甲子園を毎日観戦にきているディープな常連観戦者達と知り合います。そこで甲子園での戦い方を伝授されることになる。

例えば初出場校は先行を取れ! 甲子園の観客を味方につけろ!甲子園での時間の流れは早い !甲子園球場は宇宙空間 劇場であり 観客・応援の大切さ!高野連や主催者は良い子が好き!←全力疾走・礼儀・挨拶が大事。

物語は、樫野高校野球部のファンの老人トクさんから夏の大会後、主人公のキャプテン兼エースの七嶋にに1000万円を託すことから動き出し、8巻では関東大会進出後、21世紀枠でセンバツ初出場し初戦で大阪杏蔭高校との延長戦 劣勢の場面まで

作者は東大への進学を目標とした漫画「ドラゴン桜」の三田紀房さん。このあたりも現実的なストーリ設定で興味深く読みました。

眉毛を手入れしている選手はダメとか初出場では先行をとるとか、礼儀正しくするとか昨夏の秋田県代表の「能代商業」もインタビューとか記事で同様の印象がありましたがもしかしてこの本読んでたのかも ?

それにしても 登場する高校が、浦和秀学高校、東横浜高校、大阪杏蔭高校など実在の高校を彷彿させる学校の登場や、父母会、OB会、監督・学校の関連など野球好きなら、きっと楽しく読めるはず。なぞのノックマンというのも面白い!高校野球好きで甲子園好きな方は是非 一読を!現在もヤンマガで連載中とのことで今後の展開が楽しみです。

では今日はこのへんで ではまたです。