四方山話に時々音楽と高校野球

高校野球・浜省推し・スピリットは1980年代

キャリア回顧録

【百貨店・番外編】ドーハの悲劇を一緒に見た先輩と、2026年のブラジル戦

【百貨店・番外編】ドーハの悲劇を一緒に見た先輩と、2026年のブラジル戦 百貨店時代を振り返っていると、不思議と仕事そのものよりも、人との縁や何気ない出来事のほうが強く記憶に残っていることがあります。 今回のワールドカップを見ながら、そんな記憶…

【百貨店編⑱】百貨店ブランドが届かない場所で学んだこと

百貨店編⑰ 百貨店ブランドが届かない場所で学んだこと 秋田に降り立った日――静かな街に感じた戸惑いと期待 百貨店の名が届かない土地で 中途半端な店舗構成と、バブル終焉の影 ただ一つの救い――秋田行きを決めた先輩の存在 秋田での4年間が教えてくれたこと …

【百貨店編⑰】 秋田への布石となった、あの夜の“偶然の再会” 

秋田への布石となった、あの夜の“偶然の再会” 大都市圏で行き詰まりを感じていた頃 係長研修での“ばったり”が流れを変えた 翌日、本館で“意思確認”があった その夜、部門長を交えての話し合いへ 後になってわかる、あの再会の意味 大都市圏で行き詰まりを感…

【百貨店編⑯】1996年までのオフィス文化 

1996年までのオフィス文化 売場時代 ― “オフィス未満”の作業場から始まりました ワープロ文化が主役でした 社用車はパワステ未普及、MTが主力でした Windows95発売のニュースは届きましたが、現場はまだ遠い世界でした 外商部で初めて“オフィスらしいオフィ…

【百貨店編 ⑮】百貨店という世界の中で完結していた若手時代

百貨店という世界の中で完結していた若手時代 ―1988〜1990年を振り返って― 三点セットが揃った、あの短い時期 合間にあった草野球という“素の時間” 休日の遊びもすべてが社内で完結していた そして今、三点セットは一つも残っていない あの頃の自分に、いま…

【百貨店編 ⑭】社員通用口の向こう側——スーツのまま“自分に戻る”場所

社員通用口の向こう側——スーツのまま“自分に戻る”場所 百貨店の社員通用口は、私にとって“職業人としての入口”であると同時に、“自分に戻る出口”でもありました。そこを通るたびに、気持ちが切り替わるのを感じていたのです。 通用口を入ってすぐのところに…

キャリア回顧録 番外編 1981年と1985年――二つの転換点

■1981年と1985年――二つの転換点をまたいだ世代として 1981年という「近代化の完成」を感じた年 1985年という「価値観が動き出した」年 二つの節目が人生のスタートと重なったこと 時代の疾走感を象徴した映画 1981年という「近代化の完成」を感じた年 1981年…

【百貨店編⑬】販売チャンネルと催し物担当の仕事——“週単位のプロジェクト”が教えてくれたこと

百貨店の販売チャンネルと催し物担当の仕事——“週単位のプロジェクト”が教えてくれたこと 百貨店の販売チャンネル 催し物担当という裏方の仕事 昇降機メーカーで感じた既視感 売る仕事だけではなかった百貨店 今振り返って思うこと 百貨店の販売チャンネル 百…

【百貨店編⑪】お歳暮プロジェクトがくれた“逃げ道”——物流センターでのリセット体験

お歳暮プロジェクトがくれた“逃げ道”——物流センターでのリセット体験 若手が集まる“臨時チーム”の空気 売場から離れられたことがくれた“救い” 物流センターで感じた“居心地の良さ” “逃げ道”が静かに示していた未来 若手が集まる“臨時チーム”の空気 入社一年…

【百貨店編⑩】 最初の上司の影響は、いまだに残っています

【百貨店編⑩】最初の上司の影響は、いまだに残っています “最初の上司”との出会い 若手に託された“自由裁量” 双葉山の言葉と“武装するアタマ” 理屈より勢い、説明より命令 あの頃の“悩みながら考えた時間” “最初の上司”との出会い 社会人として最初に配属さ…

【百貨店編⑨】百貨店売り場における男性正社員の役割──“裏方”であり“スーパーサブ”であるということ

百貨店売り場における男性正社員の役割──“裏方”であり“スーパーサブ”であるということ 男性正社員は“裏方”であり“スーパーサブ”だった 売り場の“空気”を整える黒子役 朝礼・終礼は“言葉の現場” 売り場で学んだことは、今も生きている 男性正社員は“裏方”であ…

【百貨店編⑧】リーダー資質ゼロの新卒が、売り場を率いるということ

リーダー資質ゼロの新卒が、売り場を率いるということ 新卒が売り場の“リーダー”になる構造 リーダー経験ゼロの私が立った場所 年上のスタッフを率いるという重圧 「女性が多い職場は楽そう」という誤解 それでも得られたもの 新卒が売り場の“リーダー”にな…

【百貨店編⑦】地方出身者から見た都市型百貨店と“暮らしの現実”

地方出身者から見た都市型百貨店と“暮らしの現実” 百貨店という存在への“距離感”の違い のし文化に見る“地域差”との出会い 大都市で働く“暮らしの現実” 新卒が見落としがちな「暮らしの支援」 都市型百貨店で学んだこと 百貨店という存在への“距離感”の違い …

【百貨店編⑥】百貨店に入社する新卒の特徴と“縁故入社”という現実

百貨店に入社する新卒の特徴と“縁故入社”という現実 縁故入社の存在 新卒採用に潜む“見えない入口” エリート部門に集まる人たち 縁故入社は“悪”ではない 地方出身者が初めて知る“社会の構造” 縁故入社の存在 社会の仕組みを肌で理解し始めたのは、百貨店に新…

【百貨店編⑤】百貨店の中に存在する“見えない壁”と部門の序列

【百貨店編⑤】百貨店の中に存在する“見えない壁”と部門の序列 店舗を支える多層的な部門構造 売場の中にも存在する“序列” 外商部門の中で突出する“法人外商” すべての上に立つ「販売推進部門」 “選ばれた人”は入社前から決まっている 店舗を支える多層的な部…

【百貨店編④】 休日が営業日という現実と、そこから見えたこと

【百貨店編④】 休日が営業日という現実と、そこから見えたこと 小売業の宿命 バブル期がもたらした「休めない働き方」 若い時期こそ「社会と同じ時間軸」で生きる大切さ 志があるなら続けられる。なければ厳しい世界 あの経験が、今の価値観をつくった 小売…

【百貨店編③】“違い”は最初からあった ――八王子の売場で見た同期のまなざし

【百貨店編③】“違い”は最初からあった ――八王子の売場で見た同期のまなざし 八王子の売場で始まった実地研修 同期の女性社員が見ていた“別の景色” “最初から違っていた”という実感 均等法施行直後に見えた“新しい視線” 八王子の売場で始まった実地研修 配属…

【百貨店編②】神奈川県民ホールと足尾銅山 ――“異例の年”に滑り込んだ私のはじまり

【百貨店編②】神奈川県民ホールと足尾銅山 ――“異例の年”に滑り込んだ私のはじまり 神奈川県民ホールで迎えた社会人としての第一歩 “異例の年”が生んだ足尾銅山での研修 “タイミング”が導いた出会いと気づき 静かに始まった百貨店からの社会人生活 --- 神奈川…

【百貨店編①】内定者アルバイトという“前哨戦” ――S百貨店グループに入るということ

【百貨店編①】内定者アルバイトという“前哨戦” ――S百貨店グループに入るということ 内定通知とともに届いた“もうひとつの務め” 年末の百貨店はまさに“戦場” “もうすぐ社員”として扱われた日々 冬の朝に受けた忘れられない指摘 組織のリズムに触れた瞬間 あの…

学生ヘルパー編 最終章 就職活動と“働く”ということ

学生ヘルパー編 最終章 就職活動と“働く”ということ 就職活動という名の模索 アルバイト経験が与えた影響 一本の電話が運命を変えた 安定を選んだあの日 未来は誰にも読めない 就職活動という名の模索 アリック日進でのアルバイトも終盤に差しかかる頃、私は…

学生ヘルパー編⑧ 横浜駅西口の風景と記憶

学生ヘルパー編⑧ 横浜駅西口の風景と記憶 活気に満ちていた横浜駅西口 商業都市・横浜の中心地 学生生活とアルバイトの日々 雑踏の中にあった自分の居場所 活気に満ちていた横浜駅西口 1982年から1985年。私が学生ヘルパーとして売場に立っていた頃の横浜駅…

学生ヘルパー編⑦ アルバイトという“青春の断片”

学生ヘルパー編⑦ アルバイトという“青春の断片” 単なる「労働」を超えた、心地よい居場所 多様な人生が交差する、一瞬の交差点 横浜の夜に溶けていった、青春のひとこま 40年の時を超えて、再び繋がった縁 単なる「労働」を超えた、心地よい居場所 アリック…

学生ヘルパー編⑥ フロアー長から教わった“販売の極意”

学生ヘルパー編⑥ フロアー長から教わった“販売の極意” 今も胸に刻まれる「商売の本質」 お客様の選択を全力で肯定する 若気の至りと、フロアー長からの叱責 すべてのメーカーへの敬意が、信頼を生む 「おかえりなさい」の瞬間に宿る確信 いかにお客様を気持…

学生ヘルパー編⑤ 社員の背中と職場の空気

学生ヘルパー編⑤ 社員の背中と職場の空気 長時間シフトが教えてくれた“働く現実” “面倒”の奥にあった、販売の基本 忙しさの中に見えた、社員の背中 販売の奥深さに触れた日々 長時間シフトが教えてくれた“働く現実” 売場で働いていて、当時もっとも堪えたの…

学生ヘルパー編④ 売場で見た“社員とヘルパーの距離感”

学生ヘルパー編④ 売場で見た“社員とヘルパーの距離感” 暗黙の強要”が存在した時代 役割の違いが生む距離感 「アリック日進」の温かい待遇 売場が教えてくれた“立場の違い 派遣店員が入り混じる売場 売場には、店舗スタッフだけでなく、メーカーや問屋からの…

学生ヘルパー編③ はじめてのクロージング

学生ヘルパー編③ はじめてのクロージング 記憶に残らない「はじめてのクロージング」 システムコンポ黄金期の熱気 市況がつくった「売れる空気」 売場が教えてくれた“商売の本質” “はじめて”よりも大切なもの 記憶に残らない「はじめてのクロージング」 「は…

学生ヘルパー編② 横浜駅西口“アリック日進”で学んだ売場の掟

学生ヘルパー編② 横浜駅西口“アリック日進”で学んだ売場の掟 大学2年の晩秋、売場に立つ 1980年代の売場は“無法地帯”だった “音の戦場”に放り込まれる 売場にあった“暗黙の掟” ヘルパー同士の“妙なバランス” 売場は社会の縮図だった 大学2年の晩秋、売場に立…

学生ヘルパー編① 横浜駅西口“アリック日進”で働いた日々

学生ヘルパー編① 横浜駅西口“アリック日進”で働いた日々 横浜駅西口の熱気に包まれた売場へ 右も左もわからないまま始まった接客 売場が教えてくれた“働く”という感覚 次回予告 横浜駅西口の熱気に包まれた売場へ 1980年代初頭、私は横浜駅西口にある家電量…

なぜ今、キャリア回顧録を書くのか

なぜ今、キャリア回顧録を書くのか 人生の節目に立って すべては横浜駅西口から始まった 記録しておきたい風景がある あの頃の仲間たちへ おわりに 人生の節目に立って 私は現在、岩手県の機械設備商社で契約社員として働いています。 この先のことはまだ決…