四方山話に時々音楽と高校野球

高校野球・浜省推し・スピリットは1980年代

現場と制度が乖離しすぎている


スキーバス転落、14人が死亡

長野・軽井沢町、負傷27人 2016年1月15日 13時45分   http://this.kiji.is/60461561308086274 2016年に入ってまだ1月なのに、残念なニュースです。 原因はこれから究明されることになるでしょうが 監督官庁などからのルール、制度が厳格化されることが予想されます。 制度が厳格になると、コストが増すわけですから 中小や体力がない業者は排除される仕組みになるのですが ホントにそれで安全が確保されるのでしょうかね ? メディアからインフラまで、全産業界が多重構造になっていること。 現場で業務に携わっている人が、一番大変なのに報われない現実。 安全対策の運行計画が正しくて、ルートの変更はキチンと報告していても 事故は突然の偶発的なこともありますから、防げないことも多々あります。 労務管理や安全対策は、本来は現場の為にあるはずなのに 実際はそうでもないだよな。 事故、災害が発生の場合には、監督官庁地方自治体の管理や体制が問われますが 責任が追及されたときの対策の為に、ルールや制度はキチンとしておかなければ 担当部署、担当者に責任が及んでしまいます。 それはあってはならないこと。現場を知らない文系出身の担当者が ルール、制度だけで管理していこうとする体制が見え隠れします。 この為に、形骸化した対策の為にコストは上に吸い取られ 書類上だけで成り立っている安全対策の上で、現場の労働は厳しくなるだけ。 事故や災害が発生するたびに、調査され報告されますが 原発の事故から、インフラ、交通まで多重構造の問題はけっこう多い。 このあたり構造が、もっとフラットにならないと現場の担当者の 待遇は改善されません。見直さなければならないのは 日本の安全を直接支えているのは、制度や法律や役人や大企業じゃなく 無名で無力な労働者だってことを。 では またです。