久しぶりに地元の能代球場で能代松陽と新屋高校の夏大1回戦を観戦しました。結果は9回裏、新屋の満塁からのヒットで能代松陽のサヨナラ負け。平日の月曜日にも関わらず、地元の高校野球ファンがたくさん観戦に訪れ、スタンドは賑わっていました。駐車場もいっぱいで、隣接するアリナスに案内されるほどの盛況ぶりでした。昔から能代市は高校スポーツへの関心が高い地域であることを改めて感じました。
その背景からもわかるように、県都の秋田市以外にありながらも能代高校が夏4回、能代松陽が春1回、夏4回の甲子園出場回数を誇っています。さらに、バスケットボールの能代工業(現 科学技術)の全国最多優勝も地域の環境が大きく貢献しています。
願わくは、地元の方々の前で勝ってほしかった。ただ、思い通りにいかないのも世の常です。今日のゲームも数多くの「もし」が存在し、その選択で勝負の趨勢が決まります。ランニングスコアから1点差の最小得点差ではありますが、同点までで勝ち越しの機会を逸したことがサヨナラ負けに繋がりました。
練習試合と本番の選手権大会は違うもので、私がスマホで撮る動画もブレまくり。選手も観客も夏大は雰囲気が違い、これが決勝戦ともなるとスタンドから駐車場まで殺気立っています。
今日は2021年以来の初戦敗退。その翌年の2022年は夏の甲子園出場。毎年選手が入れ替わる学生スポーツで同じように好成績を出すことはなかなか困難です。ただ、甲子園球場で校歌を唄う能代松陽も応援しますが、県大会で初戦敗退する能代松陽もこれからも応援します。強いチームだから応援する、弱いから応援しないのではなく、このチームが好きだから応援する。理屈ではなく個人の感情や感覚なのです。これは学生スポーツ、アマチュアスポーツからプロまで、ファンというのはそんなものです。
今日初戦敗退したことで、秋田県内では一番最初に夏が終わりました。けれど、新チームは秋季大会に向けて一番最初にスタートを切れます。来年は秋田県内で、いや東北地区でもっとも長い夏が来るように期待しています。人生万事塞翁が馬。良いこともそうでないことも、その後どうなるかはわかりません。
世の中には不条理なことが山ほどありますが、自分の心と向き合い、真摯かつ愚直に生きたいものです。まだまだ秋田県大会は始まったばかり。明日は地元の能代高校が4強シードの秋田南に挑みます。また、八橋球場では秋優勝の金足農と春優勝の明桜の初戦対決!今夏はどんなドラマが待っているか、大会から目が離せません。
では、また。
能代松陽 ツーアウトから四球 二塁打で8回表同点!
能代松陽 ツーアウトから四球 二塁打で8回表同点! pic.twitter.com/wpAaksJwRe
— にんたまんドットコム (@h36nintamam5) July 8, 2024
能代松陽 満塁策実らず新屋のレフト線のヒットでサヨナラ負け!
能代松陽 満塁策実らずサヨナラ負け! この悔しさ忘れるな! pic.twitter.com/ly1rV4eFgA
— にんたまんドットコム (@h36nintamam5) July 8, 2024