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夏の舞台への切符を掴め:秋田の高校野球トーナメント展望

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上は毎年もっとも見やすい日刊スポーツさんのやぐら、過去の夏の甲子園出場回数記載はここだけ。

秋田大会 組み合わせ - 高校野球夏の地方大会2024 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

秋田大会 過去20年成績 - 高校野球夏の地方大会2024 : 日刊スポーツ (nikkansports.com)

秋田の高校野球ファンにとって、初戦から目が離せない好ゲームが連発することでしょう。初戦は7月7日の日曜日に設定されており、観戦が可能です。序盤の8日から12日までは平日にあたるため、熱心なファンならば、有給休暇を取得してでも注目すべきカードが目白押しです。

秋田県からは過去に12校が夏の甲子園に出場しています。春の選抜大会のみの出場経験があるのは2校です。甲子園出場には勝負運も必要であり、甲子園出場に持ってるチームでもあります。シード校の中で、そろそろ初出場が期待されるのは秋田南と秋田修英の2校です。秋田県大会での甲子園初出場のハードルの高さを考慮すると、今夏の優勝校は予想範囲を広げても16校までが妥当と言えるでしょう。

それでは、組み合わせトーナメントから各ブロックを展望していきましょう。

八橋ブロックの展望:

注目の激戦区、八橋ブロックを制する候補の筆頭は、第一シードの明桜です。秋田県内の他校と比較して、特に投手力に優れています。昨夏の甲子園を経験した2枚の投手は、実力と経験値において申し分ありません。

最初のハードルは、秋の優勝校であり、大会屈指の好投手を擁する金足農です。この試合は投手戦が予想されますが、昨夏の甲子園・東北大会での経験値においては明桜が優れています。後半の接戦になれば、複数の投手陣がその威力を発揮するでしょう。

タイブレークにもつれ込んだ場合、一瞬の勝負で金足農の勝ち上がりも十分にあり得ます。

このブロックは非常にハードであり、勝ち上がったとしても、大館鳳鳴・秋田北鷹・秋高・本荘の中から2チームを破り、準決勝進出を果たさなければなりません。このブロックを制するためには、どのチームも一試合たりとも気を抜くことなく、準決勝・決勝戦へと進まなければなりません。

ブロックを制し、かつ優勝するためには、決勝戦までのタフな5試合を乗り切ることができる投手層の厚みが決め手となるでしょう。

水林ブロックの展望:

秋田工業と大曲工業が初戦で激突します。反対側のブロックには横手清陵の優れた投手がいますが、秋田工業と大曲工業の初戦の勝者が水林ブロックを制する可能性が高いでしょう。横手清陵はどう立ちはだかるか?

能代・よこてブロックの展望:

地元の期待を背負う能代松陽と能代高校が初戦を能代球場からスタートします。両チームとも初戦を乗り越えれば、上位進出も夢ではありません。よこてブロックでは、秋商と秋田修英が準々決勝で対戦する可能性が高いです。

能代松陽が決勝戦に進出するためには、混戦となる能代ブロックを勝ち抜き、準決勝でよこてブロックの勝者と対戦し、決勝戦に臨む必要があります。決勝戦までの道のりは6試合と長く、投手陣の継投戦略が鍵となります。

春の公式戦では初戦で敗退しましたが、その後の四商大会で第2シードの秋商に勝利し、最近の練習試合では春の東北大会準優勝校の弘前学院聖愛にも勝利しています。相手がベストメンバーではなかったとはいえ、Aチームでのこの結果は夏に向けての良い兆候です。まずは能代松陽は初戦の新屋高校戦、そして能代高校はシード校の秋田南との対戦に集中しましょう。次回の更新でお会いしましょう。

 

好投手が豊富な今夏の秋田県大会。各チームの勝負強い打線にも注目!