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選手権秋田県大会の試練:雨天順延と遠征チームの戦い

夏の高校野球選手権秋田県大会の1日目は残念ながら全試合雨天順延となりました。観戦の観客は見るだけなので個々のスケジュールとの折り合いだけですが、大変なのが選手とブラバンなどの応援団の方々。順延のアナウンスがない限りは、当日の開始時間に合わせての準備が必要です。

特に重要な役割となる投手陣がもっとも大変です。体調面と精神面の両方のセルフ管理が必要となるデリケートな存在です。

順延があると選手の体調管理と応援団の準備が悩みどころです。なるべく早く発表することが主催者側には必要です。主会場は秋田市ですが、最近は前泊で準備している地域はどのあたりまででしょうか?能代市・横手市までは当日移動で大丈夫かと思いますが、大館市や鹿角市はやはり前泊が必要でしょうか?最近は高速道路網の整備から、各地域から開催球場までの時間は短縮されました。

大昔は能代市の学校は秋田市開催の大会に出場の際は、中高部活では競技に関わらず宿泊して臨んでいました。やはり大会期間中は普段の生活とは一変します。過去の甲子園出場校との因果関係はわかりませんが、圧倒的に秋田市のチームが優勝を占めていることを考慮すると地域の優位性は否めません。また甲子園での近畿勢の優勝数の多さも地元甲子園開催のアドバンテージは確かにあります。

今夏の能代高校と能代松陽は地元の能代球場がスタートとなるだけに、まだツキがあります。

さて、普段の練習グラウンドで調整してゲームに臨むのと、宿泊先で試合に入るのとは環境面では雲泥の差です。特に雨天順延が続いた場合は調整のための練習場の確保が遠征チームでは悩みの種となります。また一旦地元に戻ったとしても室内練習場があるかどうかが問題です。

過去に甲子園出場している実績のあるチームは、室内練習場を持つチームが多いです。能代市でも能代高校・能代松陽は室内練習場がありますし、秋田高校・秋田商業高校・金足農業高校・明桜高校の伝統校や強豪チームも同様です。秋田県内チームに室内練習場が多いのは雪国ならではの特徴でもあります。一方でそうでないチームもあり、秋田県で甲子園初出場のハードルが高い要因の一つにあるのかもしれません。

何はともあれ、これで今日時点で決勝戦は20日土曜日、もう1回延びても21日日曜日が決勝戦です。これなら観戦できる。平日の有給休暇の取得も可能ですが、一旦申請すると変更は手続き上困難なのが実情です。こちらはなかなか順延とまではいきません。


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