四方山話に時々音楽と高校野球

高校野球・浜省推し・スピリットは1980年代

【観戦記】勇気と執念が交差した準々決勝──秋田高校の奇策と能代松陽のリベンジ劇

第77回秋季東北高校野球秋田県大会第11日は15日、秋田市のこまちスタジアムとさきがけ八橋球場で準々決勝4試合を行い、金足農、秋田中央、明桜、能代松陽がベスト4に進出した。

 ▽準々決勝
 金足農 5―4
 秋田 秋田中央 6―5 秋田南 
明桜 14―1 秋田修英 (七回コールドゲーム) 能代松陽 3―2 鹿角 (延長十回タイブレーク)

金足農、秋田中央、明桜、能代松陽が4強 秋季高校野球県大会|秋田魁新報電子版

2025年9月15日、さきがけ八橋球場で行われた秋季高校野球秋田県大会準々決勝。私は第1試合「金足農業 vs 秋田高校」、第2試合「能代松陽 vs 鹿角高校」の2試合を観戦しました。どちらもドラマに満ちた好ゲームでしたので、現場の空気とともに振り返ります。

■ 第1試合:秋田高校、勇気ある奇策に拍手

秋田 vs 金足農業 試合経過-第77回秋季東北地区高等学校野球秋田県大会 : 一球速報.com | OmyuTech

 

試合は終盤まで緊迫した展開が続き、迎えた最終回。秋田高校はノーアウト満塁の場面で、なんと内野手5人・外野手2人の守備シフトを敷きました。スクイズ封じを狙ったこの布陣は、まさに“勝負をかけたベンチワーク”だったと思います。

結果として、ワンアウトは取れましたが、次打者の打球はセンターオーバー。秋田高校はサヨナラ負けを喫しました。しかし、あの場面で奇策を選択した勇気と覚悟には、心から拍手を送りたいです。

📹 X動画:この守備シフトの場面は動画でも記録されています。ぜひご覧ください。

 

■ 第2試合:能代松陽、夏の雪辱を果たす

鹿角 vs 能代松陽 試合経過-第77回秋季東北地区高等学校野球秋田県大会 : 一球速報.com | OmyuTech

 

続く第2試合では、能代松陽が鹿角高校にタイブレーク逆転サヨナラ勝ちを収め、今夏の敗戦を見事にリベンジしました。

鹿角の左腕エース投手は、前日からの連投の影響か、いつもの球威が見られず、終盤に制球が乱れる場面もありました。対する能代松陽は、No.18投手の制球力が圧巻で、私がこれまで見た中でも群を抜いていました。

タイブレークでは1点を先制されましたが、裏の攻撃で相手バッテリーのミスを誘い、2点を奪って逆転勝利。これで2試合連続のサヨナラ勝ちとなりました。

夏の大会では鹿角エースから2安打しか打てなかった能代松陽打線が、この試合ではそれを上回るヒットを放ち、終盤のミスを誘発したことが勝因の一つだと感じます。

📹 X動画:タイブレークでのバッテリーエラーの場面も動画で記録されています。試合が決まった瞬間です。

 

■ まとめ

この2試合は、戦術・精神力・現場の空気が交差した濃密な時間でした。秋田高校の奇策と能代松陽の執念、どちらも高校野球の魅力を存分に感じさせてくれました。

次回は、能代松陽がどこまで勝ち進むか──その先の物語も、また現場で見届けたいと思います。


f:id:nintamam36:20250915204440j:image