秋田大会(準決勝)
角館  001 000 020=3 (投手:小木田)  
秋田  000 103 00X=4 (投手:加藤)
秋田南 000 603 000=9 (投手:加藤、中島和)  
秋田商 000 120 000=3 (投手:斉藤、仙花、小柳)
秋田高校と秋田南高校が東北大会への出場を決定。
2015年春の秋田県大会は、秋田高校と秋田南高校が決勝に進出し、両校とも東北大会への出場権を獲得しました。
夏の予選では、こまちスタジアムと八橋球場が秋田市内の2校によるブロックとなります。今夏は大曲工業と能代松陽が一歩リードしている印象もありましたが、春の段階では、決勝進出の2校に加え、主戦投手が登板していない秋田商業、惜敗した角館など、シード校8チーム+4チームほどがほぼ同等の力を持っているという結果になりました。
東北他県の状況を見ると、青森・岩手・山形は私立3校が出場。宮城・福島も仙台育英や聖光学院といった強豪私立が東北大会への出場を決めています。
一方、秋田県では県内トップの進学校・秋田高校と、それに次ぐ秋田南高校が決勝を争うという、全国的に見ても特異な状況が続いています。
他県で暮らしていると、秋田県の私立高校の少なさが際立ちます。全国的には私立高校が高校野球を牽引しているのが現状で、唯一私学が甲子園に出場していないのは徳島県くらいでしょう。
甲子園で公立の進学校が勝ち上がるのは、現在のレベルを考えると非常に困難です。だからこそ、秋田県の進学校2校が私学強豪とどれほどの試合ができるのか、非常に興味深いところです。
仮に東北大会で大敗したとしても、今夏の秋田県代表が進学校であれば、「全国最弱」のレッテルを返上するのは難しいかもしれません。とはいえ、どのチームが出場しても甲子園では秋田県代表を応援したい気持ちは変わりません。出場するからには、ぜひ勝ち上がってほしいものです。
能代松陽・秋田商業・大曲工業・明桜など、全国大会での勝ち上がりを期待できるのはこのあたりのチームでしょう。夏の予選では、進学校のチームを撃破してほしいと思っています。
つい数年前まで、夏の初戦は13連敗。現在も2連敗中で、高校サッカーも連敗が続いているようです。進学校のチームが全国レベルの大会で勝ち上がるのは、もはや難しい時代になっていると感じます。
高校野球も再び連敗期間に突入するのでしょうか?夏の予選まで残り2か月。今が最も重要な調整期間です。これだけ実力が拮抗している中で、東北大会への出場が逆に足かせになる可能性もあります。
モチベーションと体調のピークを夏に合わせられるかどうか——すべては指導者の手腕にかかっています。
では、また。