
【第87回選抜高校野球大会 第2日/第2試合】
静 岡(静岡) |004 030 000|7
立命館宇治(京都) |100 000 000|1
春の日曜日、お休みということで、選抜高校野球をテレビ観戦。注目していたのはこの第2試合。秋季東海地区を制した、文武両道の名門・静岡高校が登場しました。
今大会では、同じく伝統ある進学校として21世紀枠で出場した松山東も話題になりましたが、静岡高校もまた、県下一の伝統校。私立の野球強豪校がひしめく中で、公立の名門校が私学を相手に快勝する姿は、多くの人の心を打ったことでしょう。
ただ、試合後に読んだ「文武両道、県立の星…静岡」という記事(※リンク切れのため削除)には、正直なところ少しガッカリもしました。記事によれば、静岡高校には「学校裁量枠」という制度があり、野球に優れた選手を特別に受け入れているとのこと。これは、私学のような野球留学を助長しているとも言え、公立校の“純粋性”を信じていた身としては複雑な思いです。
グラウンドで躍動する選手たちと、スタンドで応援する一般生徒たち。その姿のギャップも印象的でした。応援席の生徒たちは、いかにも進学校らしい雰囲気。一方で、グラウンドの選手たちは、まるで別の学校の生徒のようにも見えました。
地方の名門校では昔から「野球部のために入試で点数を加味する」といった噂がありました。私の地元でも、そうした話を耳にしたことがあります。都市部では学校のすみ分けが明確なため、こうした不透明さは少ないのかもしれません。
地方創生や道州制といった流れの中で、地域に予算や権限が移る一方で、チェック機能が働きにくくなる懸念もあります。制度として明文化されている以上、問題はないのかもしれませんが、その背後には地域の主要機関を支配するOBの存在があるのではないかと勘ぐってしまいます。地元メディアも、そうした構造を当然のように受け入れているように見えるのです。
甲子園という舞台を通して、私たちは高校野球の魅力だけでなく、地域社会の構造や教育のあり方といった、より広い社会の仕組みを垣間見ることがあります。
では 今回はこんなところで。
では またです。