

厳冬の三連休。
昨今の高校野球を取り巻く課題について、球数制限をはじめ、いくつか勝手に考えてみました。
球数制限、低反発の金属バット、夏の大会日程の見直し、春秋のリーグ戦の導入――
選手の負担とリスクが大きい高校野球も、そろそろ改革の時期ではないでしょうか。
それでも、高野連が期待する「ドラマ」や「興行性」は、決して損なわれることはないと思います。
それでもやらないのは、事故が起きてからでないと動かない、日本の典型的な組織の姿。
それよりも、不祥事に対する処分の方が厳格すぎるように感じます。
スポーツは本来、楽しいものであるはず。
いまだに「人生修行」として野球道を究めさせるような風潮が残っているのなら、時代に合った改革が必要だと感じます。
仮に夏の大会で球数制限が導入されると、秋田のように公立校が主力の地域では、勝ち残るのは難しくなるでしょう。
複数投手を擁する私学や一部の有力公立校だけが対応でき、弱小公立校にはチャンスがなくなる。
今夏の金足農業も、もしかすると甲子園にすら出場できなかったかもしれません。
ただ一方で、金農が予選から本大会まで継投で勝ち上がり、決勝を完封で優勝していたかもしれない――
そんな逆転の発想もあります。
高野連も秋田県高野連も、現時点では取り組みに消極的ですが、選手保護の観点からすれば、これが時代の趨勢なのかもしれません。
秋田県大会に置き換えてみると、1試合で最低2人の投手が常時必要になります。
そうなると、私学の明桜や秋田修英、秋田市内の強豪校、甲子園出場経験のある学校など、部員数の多いチームは対応可能でしょう。
しかし、ギリギリの部員数で活動しているような公立校では、そもそも2人の投手を用意することすら難しい。
部員数が多くても、同じレベルの投手を複数揃えられるチームは、秋田県内でも限られています。
一人のエースに頼る戦術から、継投のタイミング、さらには打撃力の強化まで、戦略の幅が求められる時代。
試合展開も、球数を見ながらの継投で、これまでとはガラリと変わる野球になるでしょう。
次の夏の大会は現行ルールで行われるとしても、いずれ球数制限に舵を切る流れになると予想しています。
これまで秋田県代表が甲子園で勝ち上がったチームの多くは、一人のエースに依存した編成でした。
しかし、これからは複数投手でトーナメントを勝ち抜かなければ、甲子園出場も、さらには上位進出も難しい時代になるでしょう。
チーム育成における指導者の手腕は、これまで以上に問われることになります。
継投のタイミングを含めたベンチワークも重要です。
従来の「勝利至上主義」から見れば、厳しい側面ばかりが目立つかもしれません。
しかし、そもそもの目的は「選手保護」、つまり「選手ファースト」の視点です。
新たな時代に、新たな高校野球のゲーム展開。
そこには、これまでとは違ったドラマ性が生まれる可能性もある。
そう考えると、オッサンとしてはむしろ期待したいと思っています。
文面が長くなりました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では、またです。