四方山話に時々音楽と高校野球

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春の風に乗せて能代松陽硬式野球部、始動

せっかくの週末に予定していた春のセンバツ観戦が、連日の雨天順延により叶わず、近畿地方は春の雨に見舞われました。しかし、盛岡市では春の訪れを感じさせる陽気が漂っていました。突然の異動と監督交代のニュースが飛び込んできたものの、能代松陽硬式野球部は宮城県での練習試合2日目を迎えています。昨年の今頃はセンバツ甲子園に出場していたため、例年とは異なる特別な春を過ごしています。今季はセンバツ向けの遠征キャンプがなく、例年通りのスタートを切りました。

昨秋の秋田県大会では東北大会出場を逃したため、春の県大会が成長の試金石となります。今季の能代松陽は、十数年ぶりに新監督を迎える重要な年です。低反発バットと2段モーションの解禁、タイブレーク制度の継続により、ロースコアかつ接戦のゲーム展開が予想されます。秋の大会からルールが変わり、秋の上位校が春にもその地位を保つのか、それとも巻き返しがあるのかが注目されます。秋田県の高校野球では、秋と春で上位校が入れ替わることが多く、2024年夏の秋田県の高校野球の上位校予想は非常に難しい状況です。そのため、春の県大会の各チームの状態や試合内容、結果が例年以上に注目されます。

また、各チームには1年生の新戦力が加わります。昭和の時代には中学軟式野球が主流で、硬式野球に慣れるまでに時間が必要でしたが、現在では1年生からレギュラーになることも珍しくありません。春の秋田県大会は5月10日から主に週末に開催され、5月26日まで続きます。6月中旬に福島県での東北大会が行われ、大会上位に進出するチームにとっては、夏の選手権秋田県大会まで時間があっという間です。

毎年思うのですが、春の地区大会がなくなった今、各県の春の県大会や東北大会を関東地区並みに前倒しすることを検討すべきではないでしょうか。6月中旬から7月の選手権県大会、8月の夏の甲子園という過密日程の中での緊張感を継続するのは選手にとって大変です。ゲーム上の選手ファーストのルールであれば、過密スケジュールは解消されにくいのが現状です。夏の甲子園では猛暑対策としてゲーム時間の見直しや甲子園遠征に加えて別球場での試合も現実的な選択肢となっています。学生スポーツにはさまざまな課題がありますが、一歩ずつ前進しています。ルールや仕組みを変えるには時間がかかりますが、それでも高校野球は注目され、恵まれている競技の一つです。今シーズンはルールも指導者も変化があり、秋田県の高校野球がどのようなシーズンを迎えるのか楽しみです。では、またお会いしましょう。

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