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能代松陽タイブレークで敗退!甲子園の魂は次の世代へ

推し能代松陽は本日 秋田県大会準々決勝で秋商とのタイブレークの末敗退。残念です。現3年生 先ずはお疲れ様でした。課題だった打線はこの試合も低調。それでも2安打だけでもこれだけスリリングな接戦に持ち込めるのは、2023年能代松陽チームの完成度の高さ。

春の選抜 大阪桐蔭は同じく2安打とスクイズで勝負を決めた。このチームの完成度は全国レベルに達したのかもしれない。この先最も必要なことの1つが、この状況下でさらに勝ちきる力。

秋田商業 vs 能代松陽 試合経過-第105回全国高等学校野球選手権記念秋田大会 : 一球速報.com | OmyuTech

 

昨夏の甲子園と春選抜で、甲子園までおっさんを行かせてくれてありがとう。今日もよくぞ9回裏に追いついた、 しびれた。この場面、ベンチの起用も代走を送ることでやるべきことはやった。選手とベンチが一体となった結果の、土壇場での同点。

アマチュアスポーツは1チーム以外は必ず負けて終わる。それが2023年能代松陽は夏の秋田県大会準々決勝。ただ昨夏の11年ぶりの甲子園出場・秋の東北大会4強からの選抜出場。春の甲子園1勝と王者大阪桐蔭との接戦。この先も皆の記憶にも残る素晴らしいチーム。新チームは先輩を越えてほしい。

能代松陽敗戦を目の前で見て、かなりの時間が経過。直近よりも、ここにきてじわじわと寂しさがくるのはオレだけか。2023年のチームの公式戦を見る日は、もう永遠に無い。そしてその時は突然やってくる。こんな気持ちになるのは2011年、2012年、2017年のチーム。今月はしばらくNOSHOロスでも仕方ない。

能代松陽の秋商との今日の一戦だけ見れば 結果論から、沢山の注文があるのも理解できます。ただ2010年以前は暫く低迷していた能代市の高校野球を引き上げたのは現監督と同校の尽力のお陰。人口減少の能代市の状況下、バスケの能工も全国制覇から久しい。この先も能代の希望の星は能代松陽硬式野球部の存在。

勝負どころのタイブレークの場面。

「勝負してこそエース」 能代松陽・森岡、申告敬遠拒み、選んだ一球 | バーチャル高校野球 | スポーツブル

守りきる確率ならば、おそらく申告敬遠がより確実な選択。ただ選手の気持ちがダウン。選手の意志でこうなったのなら外野は納得。

高校野球の大半はトップダウンでの戦術。もしかしたら選手の意志が色濃く反映されたのは、このチームで最初で最後のアピールだったかもしれない。

大昔 平成4年の能代と金農の決勝戦は9回裏土壇場ワンアウトで1点差1打同点の場面。その日金農の大当りのバッターと敢えてバッテリーは勝負した。結果キャッチーフライで打ち取って最大のピンチから脱出、14年ぶりの甲子園を決めた。能代の投手はギリギリの場面でも、けっして逃げない。明暗はその時の運不運。

平成4年 夏の決勝戦 能代高校 成田投手 金農 バッター下間捕手。ショートは現 湯沢翔北の土崎監督。明日は湯沢翔北と秋田修英の準々決勝。

さらに平成4年の金農との激闘で、能代高校14年ぶり甲子園出場のウイニングボールを取った一塁手の息子さんが、現 能代松陽で1年生ベンチ入りの選手。甲子園への魂は確かに世代へ引き継がれている。

Twitterのヘッダー画像は昨夏のNOSHOの甲子園出場決定シーン。次の能代市からの甲子園出場までこれで固定。次に更新するのが来年になるのか、10年後になるのかもっと先なのか誰も知らない。あと何回見れるかって歳にもなってきた。ただ可能性は毎年ある。

今日のこまちスタジアムのスタンドやTwitter見ると 能代松陽硬式野球部は多くの人々に愛されてる。それも心の深いところで。新チーム頑張れ!いつかは再び聖地甲子園へ!


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