四方山話に時々音楽と高校野球

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東北勢2校が準決勝で敗退~まだ遠い甲子園の頂点

【準決勝】第13日 / 第1試合

日 大 山 形(山 形)000 001 000=1

前 橋 育 英(群 馬)111 000 10X=4

【準決勝】第13日 / 第2試合

花 巻 東 (岩 手) 000 000 000=0

延 岡 学 園 (宮 崎) 000 002 00X=2

さて、8月21日の準決勝2試合、東北勢2校は残念ながら

敗退ということで、今年も優勝旗の白河越えは、なりませんでした。

日大山形は、初回の攻撃が惜しかった、それでも山形県勢の歴史が

変わりました。

一方で花巻東、前日からの攻撃スタイルが一変してしまいました。

それもそのはず、前日の試合終了後、このような通達が・・・

大会本部と審判部からカット打法について

花巻東サイドに通達があった。

高校野球特別規則に『バントの定義』という項目があります。

「バントの定義」とは「バントとは、バットをスイングしないで、

内野をゆるく転がるように意識的にミートした打球である。

自分の好む投球を待つために、打者が意識的にファウルするような、

いわゆるカット打法は、そのときの打者の動作

(バットをスイングしたか否か)により、

審判員がバントと判断する場合もある」というもの。」

という項目に抵触するとして、

大会本部が佐々木監督と流石部長に確認していた。

(日刊スポーツ記事より)

ネットの掲示板みると、この件やら、サイン盗み疑惑への、

花巻東への非難 多いです。

これは単に甲子園の高校野球だけではなく、

世間では、政治家・指導者のちょっとした失言や官民などの不祥事

について、発覚した際のパッシングがもの凄いです。

白黒はっきりするケースだけではなく、グレーゾーンの事って

公私ともに、けっこう多いのです。それを踏まえて大人の対応

だとも思います。

そうじゃなけりゃ、叩いて全くホコリも出ない方ばかりの、

清廉潔白な世界でしょうかね

156cmの選手が、レギュラーを獲得して、活躍するには、

日々大変な努力があったと思います。この世界で生きていく為の

術を否定されたのでは、さぞ悔しいでしょう。

ただ、主催者側の求める野球とは違ったのでしょう。

花巻東も、翼を折られては、勝ちパータンには持ち込めません。

スポーツのゲームも実社会も、アマチュアでもプロでも、現実は

ドロドロしてます。水面下では、爽やかなことばかりではありません。

サイン盗みだって、他のチームは似たようなことも全くないの ?

スクイズや盗塁外す為に、必死になれば 相手の動き観察するでしょ。

ただ花巻東は、このあたりの対応が下手で目立っただけのこと。

甲子園で優勝する為には、主催者側の求める チームのイメージを

作っていかないと、ルールやモラルから圧力もかけられてしまいます。

そういう面じゃ、花巻東は正直すぎたのでしょう。

弱者が強者へ勝つためには、様々なことが必要だと思います。

まだまだ東北勢の頂点までの道のり、遠いです。