四方山話に時々音楽と高校野球

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2017夏の高校野球秋田大会 メンタルの差が勝敗を分けた本日の2試合

 

 

2017年7月15日(土)/八橋球場

学校名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
大館鳳鳴 1 0 4 2 2 0 0 0 2 11
秋田商業 0 0 0 0 0 3 0 4 5x 12

大館鳳鳴】滝沢雄大→浅田大輝―佐藤教祐 【秋田商業】古屋拓巳→藤田大哉→三浦大輔信濃屋陽大→菊池勇也―岩谷剛志

 

3連休なのに初日は業務で秋田市まで

次の予定まで時間が空いたので徒歩で八橋球場まで。観戦したのは上の試合。

思いもよらず秋田商業の大逆転劇の一戦。

 

 

2017年7月15日(土)/こまちスタジアム

学校名 1 2 3 4 5 6 7 8 9
能代工業 3 0 0 0 0 4 0 0 0 7
秋田中央 1 0 1 0 1 1 0 4 X 8

能代工業】川尻慎太郎→大山秀太―柴田 駿 【秋田中央】安田圭佑→松平涼平→熊谷郁哉―冨樫 颯→佐藤奎太

 

一方でこまちスタジアムでも、シードの秋田中央が8回裏で4点で勝ち越し。

 

最近は県南、県北の学校も甲子園に出場してますが

ちょっと前までは、ほぼ秋田市勢が独占状態。実力やベンチワーク以前に

後半、特に9回の攻防のメンタルの差がそのまま勝敗に結びつきます。

 

最近の初出場時校は

勝戦でも昨年の大曲工業の初出場は角館との県南対決、

角館の初出場時の決勝も能代松陽との戦い。秋田市勢が決勝の相手で初出場したチームは

過去に本荘と能代商業くらいだろうな。接戦で後半戦を迎えた場合、今日の2試合のような

結果になるケースが大昔から多々あります。

 

理由はよくわかりませんが、メンタルの差なんだろうな。野球技術は互角かそれ以上

それでも後半、土壇場で慌ててしまう。さらには詰めの甘さ。

能代高校や能代商業も昔から土壇場で同点、逆転される決勝戦での勝負弱さ。

室内競技の球技よりは、はるかに天候、運不運の差が出る屋外競技の野球。

これにメンタルの差がさらに出るから、結末は残酷でもあり、感動でもあり。

 

後半戦でのメンタル面を掘り下げていくと

地域の期待が濃くなれば、それだけ選手に圧力がかかり、失敗とミスを極端に恐れる。

結果プレーにも影響が出て、さらなる悪循環でエラー、四死球の連鎖。

同点や僅少で迎えた9回裏の守りなどは、勝ちを意識して急ぎ過ぎるし

投手や守備陣も、もはやガチガチ。これじゃあ勝てるゲームも勝てない。

専門じゃないからわかりませんが、メンタルトレーニングも必要。

 

地域の皆の代表選手なんだから、今どきは、誰もミスを責めたりしないよ。

秋田市よりも確かに能代市周辺は、他人の失敗やミスにキビシイ風土。

地域の代表選手はどんな結果になっても、リスペクトされる存在だと思います。

 

今回のチームで最もメンタルが強いのは、県外から選手が多い明桜。甲子園へのこだわりと

覚悟が違うし、地域からのプレッシャーも少ない。ここに勝つためには、メンタルでは

おそらく及ばない、もはや実力でねじ伏せるしかないのが実情。能代市勢でこんなチームは

今夏は残念ながら見当たらないな~。能代市の残る2校がこの先勝ち上がったも

決勝まで明桜との対戦がないのは、まだ運が良いです。

 

実力でねじ伏せる可能性があるとしたら、エースが復帰した大曲工業かな ? 

この2校が勝ち上がったとした大曲工業と明桜の準決勝は見応えあります。 では またです。