能代松陽の初戦は21世紀枠の栃木県立石橋高校
春の選抜初出場の選出が決まり、昨日は待望の組合せ抽選会。大阪桐蔭と慶応高校の枠が空いていたことから、決まるまでドキドキしておりました。御承知の通り、初戦の対戦相手は21世紀枠選出の栃木県立石橋高校に決定 !
春のセンバツは夏の選手権と相違し、この度の記念大会でも地区大会の上位校からなる36チーム。おのずと甲子園常連の強豪校との対戦が不可避の中、初出場の公立校との初戦対戦はまずまずの抽選結果です。
チームカラーも戦力も似ている能代松陽と石橋
さて、県立石橋高校についてネットや高校野球雑誌で調べてみました。秋季栃木県大会は準決勝進出。直前にコロナ禍から選手を大幅に入れ替えた状況でのこの成績です。春の選抜にはベストメンバーで臨めることから、栃木県のトップクラスという認識を持った方がよさそうです。
特に投手陣は3人、長打は少ないものの単打で繋ぐ打線が信条。上位は俊足と チームカラーは能代松陽に似ています。また21世紀枠候補にも度々選出されていることから、近年安定した戦力を維持しているチームの1つ。昨夏久しぶり夏の甲子園出場を決めた能代松陽も、同様にここ10年での秋田県内での公式戦勝利数はトップクラス。公立校であり、地元選手主体のチームといい、さらに県都以外の所在地と2校の共通項は多いです。
《石橋•栃木》野球部メンバー2023年⚡️センバツ21世紀枠 | 高校野球ニュース
《能代松陽》野球部メンバー2023年⚡️センバツ | 高校野球ニュース
春夏通じて初出場・石橋高校の大応援団
さらに石橋高校は、下野市(しもつけし)唯一の高校かつ創立100年を控えた伝統校。地元や卒業生の方のお喜びも大きいかと。おそらくこの度の春夏通じて初出場の場合は、休日に該当することもあり、沢山のバスを連ねた大応援団でアルプススタンドを陣取ります。卒業生や地元企業からの寄付金や協賛金も潤沢に集まることでしょう。
一方で能代松陽は夏春の2季連続の甲子園出場。同校は前身の能代商業時代含めると通算5回目の甲子園出場。能代市でも能代高校が過去4回夏の甲子園に出場していることから、地域として下野市ほどの熱狂はありません。ネット上で流れてくるのは、この度の応援遠征費用不足のニュースばかり。
春の選抜出場校の公立校では、甲子園から最も遠い場所にある能代松陽。ブラスバンドや一般生徒・父兄の応援の遠征費も多大なるもの。やはり頼りは全国からの協力いただくクラウドファンディング。コロナ禍からようやく制限のない観戦や応援に辿りついた春の選抜甲子園。能代松陽へもアルプスからのブラスバンドやスタンドからの大声援がほしい。
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— KASSAI(カッサイ)@クラウド型応援金サービス【公式】 (@kassai_ftt) March 10, 2023
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唯一優位な能代松陽の昨夏甲子園の経験値
こうして調べて書いていくと、優位なのは甲子園での能代松陽の経験値のみ。昨夏甲子園のマウンドを経験している主戦のNo.1。さらに内野陣も昨夏のゲーム経験者。初出場や、しばらくご無沙汰のチームにありがちな、緊張感とプレッシャーからの守備陣のエラーは少ないと予想。さらに甲子園独特の雰囲気と時間の流れ、ベンチ・通路一つの小さな経験値さえもゲームに入るうえでは優位に働きます。
25年ぶりに出場した2010年と連続出場した2011年のNOSHOの場合は、ゲームの入りかたから、選手の雰囲気、ゲームの進め方は明らかに違っていました。
この度の春の選抜初戦は、先攻から序盤での先制点でペースをつかみ、統合後の初勝利を決めたいゲーム。勝ち上がれば、次は全国トップクラスの強豪私学、大阪桐蔭か敦賀気比が待っています。では またです。