データー上は互角の両チーム
さて 春のセンバツも無事開幕。秋田県の能代松陽のゲームは大会4日目21日の第一試合。メディアやネット上の勝敗予想は、ほとんどが能代松陽の勝ち上がり。ただ両チームには全く大きな差は見られず、むしろ投手力は防御率の視点からは石橋はトップクラス。とは言っても、関東大会前の県大会準決勝までの数字ですので、必要以上の警戒も禁物。
《データ集》センバツ2023年⚡️投手•打撃•個人成績ランキング | 高校野球ニュース
NOSHOの甲子園のゲームプラン
過去の能代松陽の甲子園での戦績は夏4回出場の2勝4敗。対戦校は初出場の85年の久留米商業から鹿児島実業・神村学園・英明・如水館・そして昨夏の聖望学園と名だたる伝統校と強豪校ばかり。前身の能代商業時代からNOSHOの立ち位置はほぼ格下、いかにロースコアに持ち込む弱者の戦術での甲子園のゲームプランでした。
この度は21世紀枠の県立石橋高校と、初めての同等クラスの力のチームとの甲子園での対戦。むしろ甲子園での経験値は、昨夏を経験している能代松陽が上。石橋が本来の自分達のペースになる前に、勝負の行方を決めたいところ。石橋高校が甲子園の雰囲気に慣れる前に、立ち上がりの先制点、中押しだめ押しと、5点差以上のセーフティリードで後半を迎える展開が理想です。
ロースコアー接戦は石橋が優位
一方でロースコアになれば、むしろアドバンテージは石橋高校。春夏通じて初出場かつ下野市からの伝統校 大応援団をバックにすれば、本来以上の力が出るのが甲子園。接戦になればなるほど石橋優位とみております。
弱者の甲子園での戦術は、先ずは先攻で甲子園の雰囲気に慣れ、できれば先制点から守備に入りたいもの。NOSHO側の視点に立つと、これを少しでも阻止し、序盤から試合の主導権を獲得するのが勝利への道筋。ゆえに、一般に野球で優位とされる後攻よりも、あえて先攻を選択できればむしろ能代松陽のペースでヨシ。
この度のゲームは両チームの初回から序盤の攻防は注目。すんなりゲームに石橋が入っていければ、かなり手強い相手となります。
能代松陽打線VS石橋投手陣
能代松陽選抜初勝利の為には、予想される石橋高校の先発左腕の攻略がカギ。月並みですが、サウスポーと相性の良いであろう右打者への期待が高まります。また、初めての甲子園の守備、特に内野手のエラーを誘うバントやゴロは効果的。転がせば何かが起こるのが高校野球の面白いところ。
能代松陽 vs 仙台育英 メンバー-第75回秋季東北地区高等学校野球大会 : 一球速報.com | OmyuTech
何はともあれ、ずっと縁がなかった能代市勢の春のセンバツ。この時期に甲子園のことを綴れるだけ感謝。願わくば是非とも1勝を。では またです。
2011夏勝利の対英明戦より
2022夏能代松陽試合終了後