NHK BSプレミアム特番「祝ウルトラマン50 乱入LIVE!怪獣大感謝祭」が、7月9日(土)20時より3時間の生放送で決定!
特設サイトでは、人気怪獣や名作回の投票受付も始まっています。
http://www.nhk.or.jp/ultraman50/
ウルトラシリーズは1966年の『ウルトラQ』から1974年の『ウルトラマンレオ』まで。
私の場合、ちょうど幼稚園前から中学1年までの放送期間で、まさに小学生ど真ん中。
今回の特番は、非常に楽しみな企画です。やっぱりこういう特異な番組はNHKならではですね。
おそらく『ウルトラQ』から『ウルトラセブン』までは、リアルタイムではなく再放送で見ていたと思います。
というのも、ウルトラシリーズはTBS系列の番組で、私の地元・秋田県には当時も今もTBS系列の地方局がありません。
後々、『ウルトラマン』は夏休みに午前中、秋田放送でまとめて放送されていた記憶があります。
1971年の『帰ってきたウルトラマン』で、ようやくリアルタイム視聴が可能に。
当時購読していた「小学四年生」には放送予定と概要が掲載されていましたが、
秋田県では系列局がないため、その通りには放送されず、かなり遅れての放送でした。
この頃初めて、地方における“情報格差”というものを実感しました。
TBSは当時、テレビ界の中心的存在。
『ウルトラマン』も『8時だヨ!全員集合』も『時間ですよ』も、リアルタイムで見ることができない。
この事実は、子どもながらに悔しいものでした。
その後、上京することになるのですが、飲み会などで昔のテレビ番組の話題になると、
どうしても追いつけない作品やキャラクターが出てきます。
でも誰にも言えないので、話を合わせるだけ。
ジャンボマックスも噂でしか知らないし、『コンバット』も未視聴。
「忍者部隊 月光」との違いも分からない。
国民的行事だった1970年代の『レコード大賞』も見たことがなく、
王者・具志堅用高の試合も、リアルタイムで一度も見られませんでした。
私と同世代の秋田県出身者の中には、この情報格差が嫌で、
高校卒業後の進学や就職の際に県外を選ぶ人がわりと多かったと思います。
今では秋田市や一部地域ではケーブルテレビでTBS系列が視聴可能になったそうですが、
私の出身地・能代市では、いまだに視聴手段がありません。困ったものです。
今回はウルトラシリーズの話から脱線してしまいましたが、
こうした“見られなかった記憶”もまた、昭和のテレビ文化の一部なのかもしれません。
明日は月曜日。少し憂鬱ですが、気持ちを切り替えて頑張りましょう。
では、またです。