
春季東北大会初日、秋田県勢からは2校が登場します。第1代表の能代高校は、午後1時から県営野球場での2回戦で、福島第3代表の聖光学院と対戦。聖光学院は甲子園常連の強豪校であり、能代にとっては大きな挑戦となります。
能代は県大会決勝で17安打を放つなど、杉渕英佑(3年)を中心とした打線に勢いがあります。県外の強力な投手陣に対して、どこまで自分たちの打撃が通用するか──注目したいポイントです。
かつて秋田県代表が甲子園で13連敗を喫していた頃、早いカウントで追い込まれ、外角の変化球で簡単に打ち取られていた印象が残っています。いまだに「強力打線」と呼べるチームは秋田からは出現していませんが、今夏はその流れを変えられるか。
勝敗以上に、打線が機能するかどうかが重要です。完封負けや散発の打線では、夏の甲子園でも厳しい戦いが予想されます。昨年の秋田商業のように、ドラフト指名されるような絶対的エースが今のところ秋田県内には見当たらないだけに、今夏の代表校には投手力よりも打線とチームバランスが求められます。
なお、NHK仙台のラジオ番組表(らじる★らじる)を確認しましたが、春の大会は甲子園がかからないため中継は予定されていません。Twitterなど、現地の方のリアルタイムな投稿に期待したいところです。
では、また続報で。