

本日、日曜日は仙台へ。
目的は、タイトルにもある通り、公開ラジオ放送の観覧です。
考えてみれば、テレビやラジオの公開放送に参加したこともなければ、
そもそも応募すらしたことがありませんでした。
今回はたまたまネットでこの企画を見つけ、思い切って応募してみたところ、運よく当選。
会場にはおよそ50人ほどの観覧者。程よい規模感で、落ち着いた雰囲気の中で楽しむことができました。
番組の内容は、過去の夏の甲子園決勝戦における東北勢の名勝負を振り返るというもの。
当時のラジオ実況音声や関係者のインタビューを交えながら、
東北6県それぞれの印象的なゲームが紹介されました。
進行役の斎藤さん、そしてゲストの松村邦洋さん。
お二人とも話術が巧みで、会場は終始和やかな空気に包まれていました。
特に松村さんは、オンエアされていない時間帯のトークが絶品。
ご本人曰く「楽屋のダルビッシュ」と呼ばれる所以がよく分かる、
軽妙でサービス精神にあふれたマシンガントークが炸裂していました。
紹介された試合は、各県ともに語り継がれる名勝負が中心。
青森は延長再試合の三沢高校、宮城は平成元年の仙台育英、
山形や岩手もそれぞれ印象的な試合が取り上げられていました。
秋田県からは、以下の試合が紹介されました:
- 第1回大会の秋田中学(準優勝)
- 1984年のPL学園と死闘を演じた金足農業
- 2011年、鹿児島実業にリベンジを果たした能代商業
- 2015年、20年ぶりのベスト8進出を果たした秋田商業
- そして、ジャンボ川辺投手を擁した秋田工業
どれも秋田の高校野球史に残る名場面ばかりで、
会場にいた秋田出身の方々も大きくうなずきながら聞き入っていました。
放送前のトークでは、松村さんと秋田経法大附(現・明桜)出身のご年配の方との会話が印象的でした。
松本、小野、中川、攝津といった往年の名選手の名前が次々と飛び出し、
松村さんの秋田野球への造詣の深さと愛情が感じられる、熱のこもったトークに会場も大盛り上がり。
100回大会記念として、東北6県を横断するような企画も素晴らしいと思いますが、
個人的には、もっとコアな予選の試合や、地元・秋田のチームが甲子園で戦ったゲームを
深掘りしてくれるような番組があれば嬉しいなと感じました。
各県の放送局で、今後もこうした地域密着型の企画が増えていくことを期待しています。
やはり、地元の高校球児たちの汗と涙の物語には、特別な感情が湧いてきます。
久しぶりの仙台、そして初めての公開ラジオ観覧。
とても貴重な体験となりました。
では、またです。