メジャーリーガーだけが怪物じゃない──地底と秘境の東北怪獣列伝

子どもの頃、新年といえば映画館が楽しみでした。
お年玉を握りしめて向かったのは、東宝チャンピオンまつりや東映まんがまつり。スクリーンに現れる怪獣やヒーローたちは、まるで初夢のようにまばゆく、現実の寒さを忘れさせてくれたものです。
ゴジラ、モスラ、ガメラ、ウルトラマン…。誰もが知る“主役級”の怪獣たちが並ぶ中で、なぜか心に残ったのは、少し地味な怪獣たちでした。たとえば、バラゴンとバラン。名前を挙げても「誰それ?」と返されることもありますが、私にとっては“地元の星”のような存在です。
最近、プロ野球やメジャーリーグで活躍する東北出身の選手たちに注目が集まっています。
秋田や岩手、青森、山形、宮城、福島から羽ばたいた選手たちが、全国や世界の舞台で躍動する姿を見るたびに、地元の誇りを感じます。
そんな中でふと、「怪獣の世界にも東北出身者がいるのではないか?」と気づきました。
調べてみると、いました。しかも、バラゴン(秋田)とバラン(岩手)という、東北にゆかりのある2体の怪獣が、昭和の特撮映画に登場していたのです。
プロ野球選手に比べれば、知名度は決して高くありません。ですが、だからこそ、今あらためて光を当ててみたいと思いました。
最近、地元のスポーツクラブが年々注目を集めています。
Bリーグの秋田ノーザンハピネッツや、Jリーグのブラウブリッツ秋田。どちらも地元に根ざし、地域の誇りとして成長を続けています。
そんなチームと、地元ゆかりの怪獣がコラボしたら面白いのではないか──そんな妄想を、年始の静かな夜にふと思いつきました。
たとえば、「地底からのジャンプ力!バラゴンDAY」。ノーザンハピネッツの試合で、バラゴンがマスコットとして登場し、ハーフタイムに“地底ダンス”を披露するイベントがあったら、きっと盛り上がることでしょう。
あるいは、「滑空アタック!バラン応援フェス」。バランの滑空能力をモチーフにした応援タオルやフラッグを配布し、観客席が一体となって“空を舞う”演出も楽しそうです。
もちろん、これはまだ夢物語にすぎません。ですが、ゴジラやモスラのような世界的ブランドと違い、バラゴンやバランは“地元密着型”の怪獣です。東宝のライセンス的にも、地域イベントとのコラボは比較的ハードルが低いのではないかと、ひそかに期待しています。
実はこのアイデア、AIのコパイロットとの対話から生まれました。
「バラゴンって秋田の怪獣なんですよ」と話したところ、「地元クラブとのコラボはどうですか?」と返ってきたのです。
そこから話が広がり、「東北怪獣連合を作って地域を盛り上げよう」とか、「怪獣が始球式に登場したら?」といった、突拍子もないけれど、どこか本気でワクワクする構想が次々と浮かんできました。
新年は、何かを始めるのにちょうどよい節目です。
そして、眠れるキャラクターに光を当てることも、個人ブログの醍醐味だと思っています。
プロ野球やメジャーリーグでは、東北出身の選手たちが全国・世界で活躍しています。ならば、怪獣たちも負けてはいられません。
バラゴンとバラン──地底と秘境から現れた、東北の“もうひとつのヒーロー”たち。
今年は彼らにも、少しだけスポットライトを当ててみたいと思います。
| 特徴 | バラゴン(Baragon) | バラン(Varan) |
|---|---|---|
| 初登場作品 | 『フランケンシュタイン対地底怪獣』(1965年) | 『大怪獣バラン』(1958年) |
| デビュー年 | 1965年 | 1958年 |
| 出現地 | 秋田市・八橋油田 | 岩手県と福島県の県境・岩屋村(架空) |
| 別名 | 地底怪獣 | 婆羅陀巍(バラダギ)様 |
| 特徴 | 地中を掘り進む角付きの四足怪獣。愛嬌ある顔つき | 陸・海・空を移動する三棲怪獣。滑空能力あり |
| 登場作品 | 『怪獣総進撃』『GMK』など複数 | 『怪獣総進撃』など少数 |
| キャラ傾向 | 地味だが根強い人気。平成以降に再評価 | 神秘的で通好み。東北の自然信仰と親和性が高い |