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65歳からの再再構築──年金と働き方の交差点で見えたもの

65歳を来年に控え、年金支給が始まろうとしています。


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振り返れば、定年再雇用から転職、そして新たな働き方へと、私の人生は静かに再構築されてきました。
これは単なる“老後の準備”ではなく、“これからの生き方”を見つめ直す旅だったように思います。
働くことの意味、収入のあり方、そして健康との向き合い方──それらを再定義する時間が、今まさに訪れています。

定年再雇用の現実と違和感

60歳を迎えた頃、前職では定年再雇用制度のもとで働いていました。
業務内容は変わらず、責任もそのまま。
年齢に応じた業務の再設計があってもよいのではないかと感じましたが、中小企業ではその余白がなかったのが現実です。
「置いてやっている」という空気が漂い、再雇用者の存在が“コスト”として扱われているような感覚もありました。
このまま続けていれば、どこかで心身を病んでいたかもしれません。

 転職という“縁”と再構築の始まり

そんな中、縁あって新たな職場へ転職することになりました。
年収は正社員時代より減ったものの、業務内容は変わらず、65歳以降も働き続けられる環境もありました。
前職では65歳が再雇用の上限でしたが、現在の職場にはその制限がありません。
来年からは年金が満額支給される予定で、給与と年金を合わせれば、かつての正社員時代を上回る収入になります。
結果として、転職は正解だったと感じています。
収入の多寡だけでなく、働き方の自由度や精神的な余裕が、今の私にとって何よりの財産です。

週4日勤務という選択も──金土日休みの効率

65歳以降の働き方を考える中で、週4日勤務への移行が現実的な方も大勢います。仮に金曜・土曜・日曜を休みにすることで、健康も維持し自分の時間も確保できます。
金曜は社内も取引先も“休み前モード”で、本人が不在でも業務への影響は少ないと感じています。

また、通院や生活の用事も金曜に済ませやすく、週末をより自由に使える点も魅力です。
月曜からの立ち上がりにしっかり対応できるという点でも、合理的な選択だと思います。
このリズムが整えば、健康維持やプライベートにも余白が生まれ、給与が減額になっても一方では生活の質が高まると感じています。

年金と積立NISA──資産の長寿命化へ

年金は生活の柱であると同時に、未来への投資でもあります。
一部を積立NISAで運用し、資産の長寿命化を図る予定です。
使い切るのではなく、活かしながら使うという視点で、これからの10年を設計していきたいと考えています。
積立NISAは少額から始められ、運用益が非課税となるため、シニア世代にも適した制度です。
リスクを抑えながら、長期的な視点で資産を育てることができるのは、年金生活者にとって大きな安心材料となります。

 

 無慈悲な構造と、シニアとしてのまなざし

最近では、企業の中核を担うようになった就職氷河期世代が、管理職層に多く見られるようになりました。
彼らの一部には、過酷な競争を生き抜いたがゆえの“効率重視”の傾向があるように感じます。
成果主義や合理性が重視される中で、年齢や経験に対する敬意が後退している場面も見受けられます。
だからこそ、私たちのような世代が「語ること」「記録すること」「問い直すこと」を続ける意味があるのではないでしょうか。
制度の隙間にある人間の声を、記録し、伝えていくことが、シニアとしての役割だと考えています。

 

おわりに──65歳からの“充実期”へ

65歳から70歳は、健康を前提にすれば、むしろ人生の充実期です。
年金と給与のバランスを整え、無理のない働き方を選び、週末は自宅で過ごし、記録と発信に向き合う。
そんな日々を、これからも丁寧に歩んでいきたいと思います。
働くことは、単なる収入の手段ではなく、社会との接点であり、自分自身との対話でもあります。
この先も、語り部としての視点を大切にしながら、静かに、しかし確かに歩みを進めていきます。