還暦を超えてなお、SNSと心地よく付き合うということ
還暦を過ぎた今、SNSとの付き合い方について改めて考える機会が増えました。かつて正社員として働いていた頃は、SNSへの投稿はハンドルネームを使い、内容にも慎重さを求められる時代でした。会社や業務への影響を考えれば当然のことです。
しかし現在は、有期契約社員という立場になり、以前よりも気楽に、そして自分らしくSNSと向き合えるようになりました。これは私だけでなく、同世代の方々にも共通する変化ではないでしょうか。
実名で発信するという選択
私はFacebookで最近実名でアカウントを取得しました。過去にブログで反響のあった記事を再掲したり、趣味の話題を投稿したりと、節度を保ちつつも自由な発信を心がけています。もちろん、個人情報の公開には一定のリスクもありますが、それ以上に「信頼される発信者」であることの価値を感じています。
SNSの世界でも、ビジネスと同様に「情報を得たいなら、ある程度の情報提供が必要」という原則があるように思います。匿名性が高い投稿よりも、実名で誠実に発信している方の言葉には、自然と耳を傾けたくなるものです。
「見る専」世代との距離感
Facebookで知人と思われる名前がヒットすると、アカウントはあるものの投稿がほとんどない方が多く見受けられます。いわゆる「見る専」の方々です。おそらく、そもそも興味がないか、または情報はほしいけれど、自分をさらすことには抵抗がある。そんな心情が背景にあるのでしょう。
それでも、私のように節度を保ちつつ柔らかく発信していると、見る専の方々からも静かな反応が返ってくることがあります。コメントはなくとも、閲覧履歴や「いいね」から、確かに誰かが見てくれている。そんな気配を感じることが、SNSを続ける励みになります。
還暦世代こそ、もっと自由に
SNSは若い世代のもの——そんなイメージが根強くありますが、還暦を超えた今だからこそ、もっと自由に、もっと自分らしく発信してもいいのではないかと思っています。もちろん、節度や配慮は必要です。しかし、長年の経験や視点を持つ私たちだからこそ、伝えられることがあるはずです。
趣味の話、地元の風景、高校野球の感想、昔の思い出——どれも、誰かにとっては価値ある情報です。SNSは、そんな小さな発信が誰かとつながるきっかけになる場でもあります。
最後に
SNSとの付き合い方に正解はありません。ただ、還暦を過ぎた今だからこそ、肩の力を抜いて、自分らしく、誠実に発信していくことが、心地よい距離感を生むのではないかと感じています。
これからも、節度ある自由を大切にしながら、SNSの世界を楽しんでいきたいと思います。
