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春満開の季節、待ちに待った春の秋田県大会がもうすぐ幕を開けます。今年の初戦はなんと、昨年秋の優勝校である秋田商業と私学の雄・ノースアジア大明桜の対戦。どちらも甲子園経験を誇る名門校が、夏の大会ではノーシードからのスタートとなるため、秋田の高校野球の波乱含みの展開を予感させます。
春の大会は、東北大会出場権と夏の秋田県大会シード権をかけた重要な戦いです。かつては県北・中央・県南地区大会を経ての県大会という流れがありましたが、少子化による学校統廃合の影響で地区大会の意味合いが薄れ、県大会が開幕戦となる新しい形式が定着しました。
春大会のシード校は、昨年秋の県大会ベスト8がそのまま選ばれます。一方で夏大会は春のベスト8がシード校となるため、シード権争いが春の大会の大きな見どころです。昨年は第一シードの明桜がノーシードの金足農業と初戦で対戦し敗退。その勢いのまま金農が甲子園へ出場したのは記憶に新しいですね。さらに金農のエースも3年生となり、最後の甲子園挑戦が注目されています。
また能代松陽も期待の戦力を有しています。昨年秋の東北大会に進出したものの、聖光学院に敗れ公式戦はその後クローズ。一冬を越えた成長や新一年生の活躍に期待が寄せられています。中学時代に好成績を残した投手の加入も話題です。
昨年改修工事で使用されていなかったこまちスタジアムが、2年ぶりに高校野球公式戦の会場となる点も特筆すべきでしょう。低反発バット2シーズン目の春、県内4球場での週末開催が予定されています。特にこまちスタジアムでの熱戦が待ち遠しいですね。
個人的には、現在県外で単身暮らしをしているため、観戦を兼ねた帰省も一石二鳥の楽しみ方です。金曜日に前泊し、土日観戦して日曜日夜に戻るパターンは魅力的です。また春の東北大会は山形県で少し遠いですが、秋の東北大会は岩手県開催なので十分観戦可能です。このスケジュールで秋まで高校野球観戦を楽しむ計画を立てています。