**再就職と生活設計の変化**
現在は結果再就職先が決まり県外での単身暮らしとなりましたが、つい数ヶ月前までは4月から地元秋田県に戻り、ハローワーク通いをしながら失業給付金を受け取る。その間に次の仕事を探す予定でした。そんな計画を立てていた私ですが、状況は一筋縄ではいきませんでした。住まいも県営住宅や低家賃の民間アパートなど、当初は想定していたものの、現実にはハードルが多く立ちはだかりました。
**賃貸の課題と「終の棲家」を目指す転換点**
県営住宅は前年の年収制限があり、退職予定証明書を用意しても抽選に当たるかどうかは非常に不確実でした。
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/17601
民間の賃貸アパートも無職という立場では保証人が必要で、容易に借りられる状況ではありません。この状況が後押しとなり、「終の棲家」として不動産を購入する方向に舵を切る決断をしました。
ローンを組むには年齢的な制約もあり、全額自己資金での購入しか選択肢はありません。限られた予算の中で、最初から「800万円以下」というラインを設定し、物件探しが始まりました。
https://www.athome.co.jp/mansion/chuko/akita/akita-city/list/
**中古市場での物件探しとマンション選び**
次なる課題は、中古の一戸建てにするか、マンションにするかという選択でした。一戸建ては維持費や管理の手間がかかり、修繕積立金や管理費がない点が魅力ではあります。しかし、売却の流動性が低く、長い目で見てリスクが高いと感じました。そのため、毎月の管理費が必要でも、売却しやすいマンションを選ぶことにしました。
地方の中古市場をネットで検索すると、多くヒットするのは中古一戸建て。しかし、秋田県ではマンションの選択肢は非常に少なく、価格帯で絞ると10件ほどしか見つかりませんでした。その中から現地下見したのは7件。その中で最後に見た物件に運命を感じ、即決しました。
**決め手となったタイミングと駐車場問題**
購入の決め手はタイミングでした。不動産購入は何度も悩むものですが、見て回るうちに目が肥え、最後に出会った物件が自分にとってベストと感じられたのです。また、地方での暮らしではクルマは必需品。築30年前後のマンションでは駐車場が不足していることも多く、今回の物件では仲介業者さんが近隣の月極駐車場を確保してくれていたことも大きなポイントでした。
**地方のマンション市場と生活の考察**
秋田市の場合、マンション市場は駅近や市中心部に集中しています。そのため駐車場の確保が難しく、料金も高額です。この物件が購入できたのは、タイミングと周囲の環境条件が整ったおかげと感じています。
さらに、降雪地域であり高齢化を見据えた暮らしでは、雪かきの手間を考えるとマンションのほうが適していると考えました。それでも、地方ではまだ一戸建て志向が強いのもまた事実です。住まいの形は人それぞれですので、自分に合った選択をすることが最も重要だと実感しました。
**終の棲家選びから得た学び**
今回の経験を通じて、不動産購入はタイミングと準備がすべてだと感じました。将来の生活を見据え、自分の条件や環境に合った選択をすることが鍵だと改めて思います。しばらくは秋田県外での単身暮らしが続きます。一方で秋田でのこの新しい住まいでの暮らしを楽しみにしながら過ごしたいと思ってます。