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60歳からのハローワーク

さてと、60歳で還暦に到達。今月から定年再雇用の嘱託社員となりました。 その矢先に、突然のヘッドハンティングによるスカウト転職の誘い。この手のハナシは今年になってから2回目。

こんなことは過去に30代前半の頃、当時の業種からは全く異業種の外資系保険会社からの突然の誘いがありました。フツーに在職中だったので、怪しい気持ちが先行して当時は即辞退。

今回の件はチラッと概要だけを伺うと、おっさんのキャリアに準じた職種。ただ、今年に入ってからの最初のコンサル会社さんの場合は、ヒアリングで年齢告げたら、後日先方から辞退の連絡。ゆえに、今回は先に年齢をお話しました。

この手のコンサル会社さんの場合は、いわゆる個人を特定した一本釣りではなく、幅広い該当者の中から順次に声がけしている種類のモノ。先方からの質問の内容から、個人レベルではさしたる情報量は持ち得ていないことが判ります。

おっさんの現在の仕事には、始めるにあたり資格や特別な才能も特に必要ありません。業務のノウハウも、同業他社でさえ通用するかはそれぞれ。大部分はその会社内だけのノウハウが多いものです。おそらく大部分の会社員は、専門職を除いて総合職では同じようなものではないでしょうか?

それでもこの出来事、ブログネタにもなるしなかなかシュール。今のおっさんの市場価値も計れるのも、なかなか興味深いこと。評価されるとしたら今さら学歴でも才能でも資質・資格でもないだろうし、経験値のみが尺度かと。

もしかしたら正社員採用? 収入アップ?と期待したりもします。冷静に考えると、60歳の無名のおっさんをどこが厚遇で迎えるのかという疑問も…キビシイ現実がそこにはあります。

一方で60歳からの定年再雇用の場合、多くの会社では役職も無くなることから収入は減。おっさんの場合は、そもそもの現況が大した収入じゃないのですが、それでも若干の減収になります。一方で仕事の内容は一緒。そもそも同一労働・同一賃金じゃないの?

ずっと会社に残れるのは役員クラスのみ。収入も多いに越したことはないものの、お金はあの世や来世にも持って行けるわけでもない。ただ、これが30代ならば野心ギラギラにもなりますが、個人的地位も金も今現在は、それほどの執着もありません。

今望むのは健康で慎ましい暮らしができて、時々ライブや高校野球観戦したり、備忘録のブログの更新が出来ればそれでよし。

願わくば、いくつになっても社会と接していたい気持ちはあるし、それが誰かのお役に立てれば嬉しい限り。

大昔であれば、余生を慎ましい暮らしで送れるはずの退職金制度と60歳から支給される年金もありました。

これが2021年の現在は、企業退職金制度から特定拠出年金制度ヘ移行、厚生年金保険も支給年齢も遅れて65歳から。

これからもっと先送りになるだろうし、それに伴って企業の定年年齢の引き上げもあります。一部では45歳定年制の提言もあったりと、これから先の会社員はキビシイ現実と未来が待ってます。

the-owner.jp

 

今は定年再雇用でこの先65歳までは労働者の一人。とは言ってっても非正規雇用の嘱託社員にとっては、あの手この手で雇い止め、追い出される可能性もあります。ゆえに60歳からのハローワークも現実的で身近なもの。健康だけは大事にしましょう。では またです。


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