2021選手権組合せ決定!能代が初戦で明桜 そして能代松陽も同ブロックの激戦区!
過去、諸先輩はドラフト指名の好投手を攻略して勝利を引き寄せた。
なせば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり (meigen-kotoba.com)
圧倒的な力の明桜投手陣
今夏の秋田県から本命以外が甲子園に出場するには、立ち塞がる大きな壁150キロエース擁する強力投手陣の明桜とどう対戦するか?ノーシード校もシード校も甲子園出場には必ず相対するチーム。上位での対戦か緒戦か組み合わせ次第ですが…。
超高校級投手は普通の選手から見ればキングギドラのようなもの。キングギドラには地球の怪獣一匹では歯が立ちません。ゴジラとモスラとラドンとアンギラスは必要。
一点取られるのも10点取られてコールドゲームも結果は同じなので、より可能性が高い方に賭けるのは当然のこと。巨大な相手を崩すのは、正面からの勝負では勝ち目無し。
明桜の優勝で閉幕した春の県大会。失点は少なく地区大会4試合で僅か1点、県大会でも平均1.25点。2点取れれば十分逃げ切れる圧倒的な力のある投手陣。
150キロ 超のドラフト候補のエースと140キロの2番手投手。対するチームのゲームプランとしては、失点を最小限にくい止めること。2点でもキビシイ、3点取られたら、そこでゲームオーバー。
明桜高校春の大会の得失点
明桜高校 | 得点 | 失点 |
春の地区大会 | 19 | 1 |
4試合 | ||
春の県大会 | 17 | 5 |
4試合 | ||
8試合合計 | 36 | 6 |
1試合平均 | 4.5 | 0.75 |
走力重視でワンチャンスに賭ける
一般論だと、連打が望めない場合、機動力・足を絡めた攻撃に尽きます。 明桜対策での打線は走力重視の一択。ヒットさらに長打・連打は奇跡的なもので、四死球と相手のエラーを呼び込むしか出塁の術はなし。
ただ、あのスピードに目線が近いバント自体、打席ではかなりの恐怖。バントでの出塁・進塁・得点がキーになるだけに、対明桜の打撃練習での注力はこの一択。
ゆえに、先発オーダーは走れる選手と守れる選手がベター。走力に難がある強打の選手には、ここぞのワンチャンスでの代打要員としてベンチスタートが効果的。
訪れる得点機は限りなく少ない。持ち前の強打は勝負が決する場面・試合終盤のワンチャンスの長打に期待。
勝機は2点の失点まで
今まで書いたように、素人のオッサンが考える攻略法はシンプル。150キロ投手のドラフト1位候補を擁する投手陣の攻略は諦めて、相手に得点されないことに注力するのが現実的。
投手は3人、相手打線の目先を変える継投でのゲームプラン。継投・交代のタイミングは1失点か3回まで。
当たり前ですが、終始ゼロで繋げればタイブレークにも持ち込めます。2点差で抑えられれば、ワンチャンスで同点・勝ち越しもできる範囲内。試合の流れを、ベンチワーク・控え選手・データー分析での総合力で主導権を握ることが勝つための必要条件の1つ。
為せば成る為さねば成らぬ何事も
3年生にとって最後の大会に臨むにおいて、選手・家族・学校の理解は必要不可欠。全部員に配慮しなければならない監督・部長の立場は、想像以上に神経をすり減らす仕事に違いないことは確かです。
ましてやこの時代背景、おもいきった戦術も選手起用もベンチの一存だけでは何もできないとお見受けします。ただ、やるかやらないかは、現場を預かる指導者と選手次第。
最近の高校生ドラフト1位だと、秋田県ではご存知金農の吉田投手、岩手・大船渡の佐々木投手。この2投手が果たして県大会で失点が無かったか? エンゼルスの大谷投手でさえ、岩手県大会決勝で本塁打含む5失点で敗退。
さらに大昔、怪物 江川卓投手は春は広商の機動力と夏は銚子商業との投手戦と雨の延長戦に屈しました。今年の明桜はかなり強い❗特に投手力。相手チームを封じ込めるとしたら、むしろ打線だけ。
ベンチの指導者がどのようなプランがあるか興味深いところです。秋田県大会では過去ドラフト候補の投手に対して、対戦チームは普段通りの正攻法で臨み、結果敗れ去りました。今夏は打席での工夫や奇策も観てみたいものです。
そんなドラフト候補、全国屈指の投手達でさえ、甲子園では揺さぶられての失点で敗退します。思い出すのは2004春のセンバツでの秋商-愛工大名電戦、バントでカープドラフト1位を攻略。
【印刷用】愛工大名電7−1秋田商/バント攻撃で攻略 | スポーツニュース | 四国新聞社
次に2011夏の選手権、能代商-英明 あえて打席の前に立ち、狙い球を変化球に絞って巨人ドラフト1位を攻略。
高校野球 能代商vs英明 フル 2011年夏 第93回選手権大会 2回戦 - YouTube
ここで格言
なせば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり (meigen-kotoba.com)
ではまたです。