夏の秋田県大会4強シード決定
本日2021選手権 夏の秋田県大会の4強シードが出揃いました。大館鳳鳴・秋田中央・明桜・大館桂桜の4チーム。準決勝と決勝の結果でこまちスタジアム・八橋・よこて・能代の4球場に配置。
これで6月24日(木)の抽選会で残りのシード校とノーシードが振り分けられます。春の県大会の点差は僅少差のゲームが多数あり、例年以上に混戦が予想されます。
AABさんのライブ配信に感謝
無観客開催下のファンにとってありがたいのは、AABさんのライブ配信。しかも見逃し配信もアリで、さらにYouTubeチャンネルに保存もされているのも有り難い。
注目している大館鳳鳴 サウスポーと明桜投手陣の一角も確認、あとは明桜ドラ1候補の150キロエース。準決勝と決勝のいづれかは登板あるはず。
夏の選手権の場合は、主催者側の利権も発生するので映像の権利もナーバスになりますが、春はそれだけ自由度も高いことが伺えます。
弱者が強者に勝つためにできること
さて、有観客の場合は、球場のスタンドに足を運ぶと、バックネットの中段・上段にはすごい数のビデオカメラの数。おそらくは控え部員と父兄の方の撮影。目的はチームの映像としての記録と相手チームの撮影。
野球に限定するならば、いかに早い球を投げて、いかに遠くまで打って、さらに早く走りホームベースを踏み得点を重ねるシンプルなゲーム。
単純に運動能力の優劣だけが勝敗を決めるのであれば、なんとも味気ない。それを埋めるのが映像とスコアブックからのデーター分析。
この度の春の大会は無観客の開催、さらに昨秋の大会も無観客と映像の情報が皆無の中、AABさんのライブ配信データーは各チームにとっては貴重なデーターの1つ。
夏の大会の映像であれば大会開催中の情報ですが、6月初旬のこの時期であれば、分析期間は1ヶ月もあります。さらに6月24日が組み合わせ抽選会・7月9日が開幕日。ここからは、優勝候補を含んだ予想できる対戦相手だけが必要となります。
この大会出場できなかったノーシード校には、これとない情報が手に入りました。もっとも有効活用するかどうかもありますが…。
シード校とノーシード校の差が僅差の今年は、事前の情報取得に限定すればノーシード校の方が優位となりました。夏の大会の8強の顔ぶれがガラリ変わるのも興味深い❗
おっさんがチームを預かる立場なら、6月初旬のこの時期に、映像記録されるようなゲームは手の内を隠します。この時期に夏に向けて予定している主戦投手は特に。
それでも指導者は、教職の方が殆どなので、学校や上の意向・父兄の意見もありますのでそれぞれの立場での判断。
アマチュアの学生野球からプロまで、スポーツ以外でも受験から営業戦略まで情報はあるに越したことはありません。特に弱者が強弱に勝つには、自己の鍛練と相手の分析。
特に好投手の攻略・相手打線の分析には数試合の映像は格好な材料。相手投手のクセの1つでも見つかれば、心理的にも優位に立てます。ここは残りの1ヶ月のマネージャーや控え選手の力が必要不可欠。投攻守・ベンチ・控え選手 総合力が夏は試される大会。とにかく思いつくこと、できることを取り組むことは、後に悔いを残しません。
秋田県大会まではあとひと月、この1か月で技術的にできることは限りもあります。先ずは健康管理。2年間に渡るコロナ禍の中、開幕そして出場できることが大前提。
勝負が凝縮されたこの格言2つ
甲子園出場を目指す高校野球は、限られた時間の中で、最大限の結果を出す競技。感動もあり、美しくもあり、時に残酷なゲーム。勝負が凝縮されたこの格言を2つ。では またです。
・敵を知り己を知れば百戦危うからず
故事ことわざ辞典 (kotowaza-allguide.com)
『孫子・謀攻』に「彼を知り己を知れば百戦殆からず。彼を知らずして己を知れば、一勝一負す。彼を知らず己を知らざれば、戦う毎に必ず殆し(敵と味方の実情を熟知していれば、百回戦っても負けることはない。敵情を知らないで味方のことだけを知っているのでは、勝ったり負けたりして勝負がつかず、敵のことも味方のことも知らなければ必ず負ける)」とあるのに基づく。
原典では「殆うからず」だが、「危うからず」と書いても誤りではない。
「敵を知り己を知れば百戦殆うからず」とも。
・千日の鍛錬 一瞬の業
「鍛錬千日の行、勝負一瞬の行」/ 池田 蔦文也監督 | 高校野球名言Collections (koukouyakyumeigen.com)