夏の東京大会準決勝・激闘の18回
グランドジャンプ連載中のプレイボール2 。谷口キャプテン率いる都立墨谷高校が、延長18回で強豪私学の優勝候補の谷原にサヨナラ負け。甲子園初出場ならず! 時を経ての連載スタートから、甲子園初出場を期待しておりましたが、誠に残念です。
1978年選手権東京大会準決勝 延長18回 墨谷敗退
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 計 | H | ||
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墨谷 | 3 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 6 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 13 | ? | 敗 |
谷原 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 8 | 0 | 1 | 1 | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1× | 14 | ? |
長編作品のエンディングあれこれ
続編は谷口キャプテンの最終学年からのスタート。各試合の経過は詳細に描かれるているだけに,1試合に要する量と時間は大きいです。これが甲子園大会まで続くとなると、連載期間がさらに延びてしまい、落し所もまた難しくなります。
その昔「アストロ球団」なんて1試合の展開と結末に、1年くらいかかってたような記憶もあります。気になるところは、この結末は当初からの構想段階でのものか?連載中に確定したものか?それともそれ以外の事情があってのことか?
割りと、このように突然のエンディングのパターンって少なくありません。過去に読んでいた「ジパング」、第2次世界大戦中の最中にタイムスリップした海上自衛隊のイージス艦と米軍との戦いを通して、日本と世界の変化を描いている作品。
これが最終回はバタバタの展開でのエンディング。日本の武装解除、満州国の存在の有無など、たっぷり時間を要する部分は描かれないままでのストーリーは完結。
こんなところは連載漫画の難しいところ。ドラマも以前は視聴率が取れない作品は途中で無理くりエンディングを迎えた作品も数多し。
この先どうなる?
ただ、このままでプレイボール2はホントにエンディングなのでしょうか?墨谷には谷口キャプテンの後輩の主力も在籍。イガラシ・丸井・井口でセンバツの甲子園に乗り込むのも面白い。別枠では近藤投手率いる墨谷二中キャプテンも描かれています。それこそネバーエンディングストーリー。
一方古い話しとなりますが、おっさんが子どもの頃の梶原一騎作品のストーリーは緻密でした。冒頭から個々のキャラクターが確立され、起承転結ありで、エンディングも完璧な仕上がり。今読んでも、十分満足いくストーリーと展開。
作品は永遠に残る
まぁそれでも大昔に未完で終えた作品に、この21世紀に再び復活させたスタッフには感謝。ところで、70年代にキャプテン&プレイボールに接した10代は、今じゃ還暦前後な訳でして 時の流れに愕然とします。
ただ、読者や作者がどんなに歳をとろうと、作品は永遠!ここが音楽・映像・文学などこの世界の素晴らしいところ。いやいや、一般の方のお仕事でも、建築・土木・インフラ・技術・法令・会計など随所に後世に残るものが沢山ありました。
では またです。