四方山話に時々音楽と高校野球

高校野球と浜省とライブが好きなオッサン

野球留学は何の問題もなく周囲の好きか嫌いかの感情論だけ ただそこが重要

 

夏の風物詩の甲子園高校野球。代表校をみるとほとんどが強豪私学。各県の公立も善戦はするものの、やはり技量、メンタルの強さから最後の最後に決めるのは強豪私学。

ここでいつも出るのが、野球留学の是非。進学先は選手と家族や関係者で決めるもので、どこに進学するのも自由。野球留学は何の問題もありません。

選手は公立私学も地元も留学組もただひたすらに野球に打ち込み、甲子園を目指す。ただそこにあるのは地元や高校野球ファンの、好きか嫌いかの感情論だけです。

ただここが一番厄介で根が深いとこ。100回大会100年も繁栄して続くビックイベント。チームや選手だけではなく地元や出身者やOBやら卒業生、様々な思いを巻き込んでの盛り上がりと繁栄ですから、感情論が大事だったりします。

プロ競技ならまだしもアマチュアスポーツでの高校野球の人気と注目は、異質な存在になるため、ここまで議論がされるとも考えます。

私も過去ブログで2012年に綴りました。当時は野球留学が少なかった私の地元の秋田県も、明桜が本格的に遠方からの選手を受け入れ昨年は優勝、今夏は準優勝。明桜の試合は何試合も観戦したし、球場内外でもマナーも良し。こんなオッサンにも挨拶してくれます。

また中学硬式からの選手は、特に打撃については県のレベルを引き上げた感もあります。準決勝の明桜と能代松陽の試合。本塁打は明桜2本に松陽2本。ロースコアの松陽打線が、覚醒するきっかけになるゲームになるかもしれません。県外選手が主力の明桜は、閉塞感が強い秋田の高校野球の刺激になったことは間違いないです。

今後は願わくば、後述する選手のように、明桜の野球に惚れ込んで県内外からくる選手が増えることを期待しています。

昨年の能代松陽のメンバーに、千葉県の千葉ジャガーズ出身の選手がいました。広域でのスカウティングもない公立のチームに、遠くから来くるのはこのチームでユニフォームでプレーしたいという、自らの強い意志からだと思いました。おそらくは2011年の能代商業の甲子園での試合での強いインパクトが、この選手にあったのかもしれません。こんな秋田の片田舎に・・・。出身者としては嬉しい限りです。こんな志で遠方からくる選手は大歓迎で、地元みんなが応援すると思います。

能代工業のバスケットも、高校野球のトップに君臨する大阪桐蔭も、広域からの選手は強い意志で進路を選んでいます。それを考えるとせいぜい強豪私学であったとしても、野球留学選手の構成は半分くらいが自然。100%の場合は、留学生は選手の意思を上回る学校側の大人の事情がほとんど。クラブチームと中間の紹介者と学校間で決められ、甲子園に出れれば東北でも四国でもどこでもいいという選手だけのチームには、なかなか地元の高校野球ファンには受け入れられないのも自然。

野球留学の大人の事情はこの一冊がわかりやすいです。

高校野球「裏」ビジネス

 

私学の目標に、先ずはこれからの少子化に備え経営基盤の安定があります。イメージ戦略としての甲子園の高校野球強化は、非常に理解できます。

ただ一部のスポーツエリート校を除いては、やはり私学も地域密着型。高校野球に限定すれば、目指すところは下記の流れ。

 

遠方からの留学生で強化して

甲子園連続出場

地元から支持されない

過渡期を経て

地元選手と留学生の合同

甲子園で大活躍

地元の人気校での安定化

 

高校野球も甲子園も野球も、スポーツは選手ファーストで選手の意思とプレーが全て。部外者は入りこむ余地もありません。ただ100年も続いている夏の高校野球は、選手だけのものじゃなくて、学校や地域や出身者やOB 卒業生の様々な思いもあり、なかなか割り切れないことも多々あります。ここまで感情論が影響するのは、アマチュアスポーツでは高校野球だけでしょう。

秋田出身の私にとっては、やはり甲子園の代表校は県内出身選手で半分くらいはあってほしいと思っています。野球留学は問題なしとは思いながらも支配しているのは個人の感情論だけですが。

青森で光星が出ないで、オール地元の弘前聖愛出場や今夏の明徳の連覇が途切れて、高知商業の出場する際の地元盛り上がりは全く違います。それは何故か?説明できるのは感情論だけ。

仮に甲子園代表の関西のチームのベンチ入りメンバーの全員が、関東と東北の選手で占められた場合、地元の方が地元のチームとして心底から応援できますか ?

サッカーW杯の日本代表の全員が、帰化した選手だけのチームを心底から応援できますか ?  ここで確認しますが、ベンチ入りの選手が全員というチームの場合に限ります。

ここも制度ではOK 感情論だけ。見方と立場を変えるとこうなります。

高校野球野球留学を考えると都市圏も地方圏も、双方にその根っこには地元愛があります。遠方へ送り出す側の気持ちも、遠い地方で頑張る地元の選手がその先で受け入れられないのは許せないこと。当然のことです。最近は、秋田からも他県への留学する選手もいるし、他県の私学強豪校でも活躍してほしいと思ってます。

野球留学は何の問題もなく、高校野球ファンの好きか嫌いかの感情論だけ。是非も何も結局は答えもありません。ただひたむきなプレーと感動的な試合を、それでも球場とテレビで観戦し応援するのみ。

長くなりました。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 ではまたです。