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2017年秋田の高校野球はどうなるか~千日の鍛錬、一瞬の業

 年末年始の休暇も終わり、3連休の中日。ブログも本格更新を、そろそろ稼働したいところ。さてウインタースポーツの高校球技はサッカー、ラグビー共に初戦敗退。バレーボールも上位進出ならず。
高校サッカーは特に深刻で選手権12連敗・・・。サッカー事情は詳しくありませんが、Jリーグの下部組織のユースがあったり、ユースから高校サッカーへの入り口もあったり少なくとも、中学の部活で専門的な指導者がいない状態でから上でプレーしても、現在の全国大会は、もの凄い高いところにあるんだろうな。
一方で、当ブログで綴っている2017年の秋田の高校野球はどうでしょうか?秋田の高校野球も2010年まで、悪夢の夏の選手権初戦13連敗。翌年の2011年に、能代商業が神村学園を破り連敗がストップ。ただ今年は、春のセンバツの一般枠の出場もなく21世紀枠での選出もなし。
ゆえに、2017年の秋田の高校野球は、夏の選手権が最初で最後の甲子園。2016年は初戦敗退だっただけに、今夏は期待しています。ただ、秋の大会や東北大会をみると、強豪校との差はまだまだ大きい。話題にあがるような、特筆すべき投手も選手もいないようで、長い冬場は、春から夏にかけて大切な時期になりそうです。技術や戦術の前に、体格、基礎体力などに注力してほしいと思ってます。
ところで連敗中の2010年から2011年の記事をみると、秋田県の高校野球の元指導者の県関係者は、下記のように語っていました。「目標になる強豪私立高がないため」と勝てなかった原因を分析する。
まぁこの指摘に誤りはないものの、この考え方に間違いがあるんだろうな。いくら選手の能力や技量があったとしても、リーダーの考え方に誤りがあれば、期待できる結果には到達しないはず。結果を責任転嫁している詭弁。
秋田県のほとんどは、公立高校のチーム。その関係者、指導者が敗因を私立高校がないことにしている点。自らの指導、育成の不足を反省することもなく、私学のせいにしていること。
指導者にこの意識がある以上は、甲子園で勝ち上がるのは到底無理。秋田県内だけではなく、隣県の青森県、岩手県、山形県に目標となる強豪私学は沢山あります。光星、山田、花巻東、盛岡大附、酒田南・・・
さらにこの発言でやり玉にあげられている私学。最近は修英もありますが、この当時で考えるとなると、明桜高校なんだろうな。せっかく関西からの指導者を招聘したものの、度重なる監督交代。選手も全国から中学硬式経験者が遠い秋田に入学しているのに・・・。
短期間で、結果を出せるほど甲子園の道は甘くない、険しいと思います。どんなに優秀な指導者とて、少なくとも3年は待ってもらわないと。いまだに同校の監督が決定した情報はありません。選手や送り出した家族のためにも、リミットは遅くとも4月まででしょう。
話はそれますが、秋田県には中学までの競技に、適切な指導がなされていないんだろうな。中学部活の枠で、専門的な知識がない教職者では、その後に活躍できるアスリートを育成することは難しい。このあたりも、クラブチームや専門的な指導者が豊富な都市圏や私学の育成とは大きな差につながります。もっと中学の部活にも地域の経験者に指導を仰げばいいのにと考えます。
少子高齢化の人口減少、さらに地域格差と不況の秋田県。元気ないよな。せめて高校スポーツ、特に高校野球の躍進は、地元を明るくする話題。各校の指導者の方、選手は日々頑張っていると思います。ただ、全国の強豪校はもっと考え、工夫し、鍛錬しているはず。
井の中の蛙で満足するのか? 大海に挑むのか? 

 いづれにせよ、ここ数年の流れから今夏の予選も混戦。夏の予選の1回戦から3回戦、準々決勝、準決勝、決勝と2年半の積み重ねが、わずか6試合で決まってしまう過酷さ。

 「千日の鍛錬、一瞬の業」 では またです。