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第6戦で決着──日本ハムが日本一!采配が分けた短期決戦の明暗

 【日本シリーズ第6戦で決着──日ハムが日本一!】

本来であれば本日は日本シリーズ第7戦。広島カープ・黒田、日本ハム・大谷の総力戦で日本一が決まるはずでした。

日曜日の夜を楽しみにしていたのに……。

しかし昨夜、第6戦の8回表で日本ハムが一気に突き放し、日本一が決まりました。おめでとうございます!

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■日本シリーズ第6戦 ランニングスコア

チーム   1|2|3|4|5|6|7|8|9|計  
日本ハム  1|0|0|3|0|0|0|6|0|10  
広島    0|2|0|0|1|1|0|0|0| 4

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久々に面白かった日本シリーズ。各ゲームが接戦で、緊張感のある展開が続きました。

私は短期決戦以外ではプロ野球をあまり見ないため、カープも日ハムも、有名選手以外はほとんど知りません。両チームの中継ぎ投手陣も、今回初めてじっくり見ました。

第6戦も接戦でしたが、8回表の日ハムの猛攻に対する広島ベンチの無策ぶりには、正直興ざめしました。監督だけでなく、ピッチングコーチや周囲のスタッフは何も助言できなかったのでしょうか?

ピッチャーも残っていたのに、ベンチはまったく動かず。理解しがたい場面でした。

緒方監督は試合後、「ジャクソン続投は間違いだった」と判断ミスを認めています。

カープの首脳陣は、監督を頂点とした風通しの悪い構図なのかもしれません。あの雰囲気の中で冷静な対応をするのは難しいとは思いますが、ピッチングコーチなどが助言できる体制であってほしかった。

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■一方の日ハムベンチは

日本ハムは、大谷翔平を代打で準備させるなど、勝負どころで奇策を繰り出してきました。

シリーズの戦力は五分。むしろ序盤はカープが2連勝し、優位に立っていました。第3戦以降もカープが先制する展開が続いていたため、4連勝や4勝1敗でカープが制しても不思議ではない流れでした。

それを食い止めたのが、日本ハムの中継ぎ投手陣。彼らの好投が逆転勝ちを呼び込みました。

投手起用に冴えていた日ハムベンチと栗山監督の決断。この差が勝敗を分けました。

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■短期決戦の怖さと采配の重み

日本ハムファイターズも広島カープも、リーグを制し、クライマックスシリーズを勝ち抜いての日本シリーズ出場。実力は五分五分の拮抗した対決でした。

だからこそ、わずかな差が勝敗を分けるのが短期決戦の怖さ。

起用し、決断するのは監督。そしてそれを支える首脳陣。野球は特に「先読み」が重要です。

「指揮官がダメな部隊は全滅する」──この第6戦の勝負どころは、まさにその典型だったように思います。