四方山話に時々音楽と高校野球

高校野球・浜省推し・スピリットは1980年代

震災で全てを自粛するよりも各種イベントで被災地へのチャリティを募るべき

 

テレビやメディアが伝える熊本の大地震の被害の状況。日本中でここが今

連日の揺れと危険と不安で、大変な状況というのがわかります。

ただ 災害時の苦しみは、当事者とそれに関わる関係者しか共有できません。

大部分の人々は、正直 身内や知人がそこにいない限り

対岸の火事というのが正直なところだと思います。

私の場合は東北出身なんで、先の東日本大震災や、80年代の日本海中部地震

ホント現地の状況が心配でした。自分の身に火の粉がかかって初めて

事の重大さが身に沁みるわけです。

 

被災地出身で、さらに県外在住の方は地元の状況心配ですよ。ただ周囲の方は

意外に無関心だったり、心ない言葉を口に出す方もいますよ。私も経験あります。

私がその土地の出身ということは周知されているわけでもないので

こればっかりは仕方ないことでしょうかね。

なので 私の場合は ほぼ震災の話は、なるべく自らはしないようにしています。

特におしゃべりな方の、震災での発言は気を付けてほしい。

知らずに周囲の出身者の方を傷つけたりするから。

メディアもイベントも自粛ムードになりますが、個人的に自粛することは

周囲の被災地の出身の方への配慮として、誰が出身者かも知らない場合もあり

被災地、地震への軽率な、安易な発言は慎むことかな。

 

1983年の日本海中部地震の際に、秋田県を襲った津波に対して

「いい波がきているな」と私の前でジョークしたサファーの奴のことは忘れない。

 

一方で、大型連休を控えたこの時期に、過度な自粛ムードで各種イベントの中止やら

テレビ番組も過度な災害報道番組ばかりというのも、いかがかなとも思います。

世間がいくら自粛ばかりしても、被災地には何も届きません。

ある程度地震がおさまり、これから被災地が必要とするのは やはり人と金と物。

 

これから控えている大型連休で、全国各地で各種イベントが予定されているはずだし

震災への配慮から、これを中止にしたり自粛する動きもあるのでしょう。

自粛するだけでは、被災地には何も届かないし、配慮にもなりませんよ。

むしろ通常通りに開催して、大勢の人が集まるのだから募金を集めたり

収益の一部を被災地に届けた方が、よっぽど現実的ですよ。

さて私の出身地の能代市では、大型連休中にこんな催しが開催されます。

 

北羽新報社HPより  http://www.hokuu.co.jp/zennbun.html#e

 

能代市野球協会(後藤健会長)は15日、

能代球場(山田久志サブマリンスタジアム)のリニューアルオープン記念事業として

5月3〜5日に開催する高校野球招待試合の日程などを発表した。

夏の甲子園大会ベスト4進出校で、

「怪物スラッガー」として話題の清宮幸太郎選手(2年)を擁する早稲田実(東京)を招待。

4日に地元の能代能代松陽とそれぞれ対戦する。また3日の「開幕試合」では、

能代松陽と春のセンバツに出場した八戸学院光星(青森)が顔を合わせる。入場無料。

 

入場無料で企画されております。先日 高松市レクザムスタジアムであった

高松商業VS小豆島の四国大会代表決定戦は 入場料500円で3000人の観客。

 

公式戦じゃないけど、地元校と早実光星 さらに早実VS光星の試合もあるし

連休なので県内外からの高校野球ファンの集客を考えると、同数か

それ以上の観衆は集まるよ。入場無料ならば それで予算を組んでいるし

入場時に有志のチャリティ募金でもすれば、被災地に届けることができるはず。

 

被災地での直接的な行動もできず ただ漠然とテレビの報道番組を見て

自粛するよりは、全国各地で開催されるイベントに参加し

そこでのチャリティ募金を届けるほうが、これからの被災地の力になるよ。