1986年高卒ルーキーでいきなりホームラン31本、打率3割を打った。
プロ野球を長年見ているが、こんなバッターは清原しかいなかった。
松井でさえも4番らしい打者に成長するには時間を要したし
あの王選手も1年目は、散々だった。
高校時代からスーパースター、プロ一年目のシーズンから4番
さらに西武の黄金期には、チームを何度もリーグ優勝と日本一に導いた。
名実ともに日本を代表するスラッガーのひとり。どこで歯車が狂ったのか ?
最初の挫折はジャイアンツ移籍後、なかなか結果がともなわない時期。
全盛期は、毎日がお祭りみたいな日々だったんだろうな。
光が強い分、影も濃くなる・・・ その落差に耐えられなかったのか。
庶民の暮らしからは考えられない豪遊の毎日、そうしたイメージがあります。
あの高額の年俸はいったいどこに消えたのか。
清原ほどのネームバリューがあれば、引退後も普通の暮らしをするには
何不自由なく悠々自適なはずなのに、今はそんな暮らしも失ってしまった。
ターニングポイントは、ジャイアンツへの移籍。ここから少しずつ変わっていく。
結果論ではあるが、西武ライオンズでずっとプレイしていれば
今頃は西武かどこかのチームの監督にもなれた選手だったのに・・・残念です。
立ち直って野球界に復帰してほしいが、おそらくキビシイだろうな。
野球しか知らない48歳の男は、これからどこへ行くのだろう。