



秋田県立大曲工業が春夏通じて初出場!
東北大会で準優勝という成績から見れば順当な選出ですが、まずはおめでとうございます。
なにせ大曲からは1963年の大曲農業以来の出場。
実に50年以上──半世紀ぶりの出場ということで、これはまさに歴史的な出来事です。
秋田県・県南地区からはこれまでに、大曲農業・横手高校・昨夏の角館高校が甲子園に出場していますが、いずれも勝利には届いていません。
元・秋田県民の私は、甲子園での勝利を心から願い、応援しています。
大曲市は市町村合併後「大仙市」と名前を変えましたが、私にとってはやはり昔からなじみのある「大曲市」。
大曲といえば8月の花火大会が有名ですが、西日本ではその知名度はまだまだ。
春のセンバツでは、強打で甲子園の空に“季節外れの花火”を連発し、その名を全国に轟かせてほしいものです。
一方、居住地の香川県からは英明高校、お隣の岡山県からは岡山理大附が出場。
地元ニュースでも大きく取り上げられており、もし四国や岡山のチームと対戦することになれば、さらに興味深い展開になります。
さて、秋田県勢の甲子園での成績は、ここ15年以上低迷が続いています。
21世紀に入ってから春夏通じての白星は、秋田商業と能代商業のみ。
夏の8強進出も20世紀の話で、秋田県全体の勢いが全国大会の結果にも表れているように感じます。
高校サッカーでも全国大会での勝利はしばらく遠ざかっています。
もしネガティブで消極的な県民性が若い世代にも浸透しているとしたら、それは本当に深刻な問題です。
大曲工業には、そんな現状を打破する存在として、ぜひ優勝を目指してほしいと思います。
大阪入りは早めにして、関西と甲子園の雰囲気に慣れてほしい。
秋田県内の環境とはまったく異なる世界です。
むしろ、梅田や難波に出かけて関西の空気を肌で感じ、普段の実力をいかに発揮できるか──これに尽きます。
秋田県のチームとしては、貴重な“強力打線”のチームと聞いています。
ただ、過去に打線で勝ち上がったのは金足農業のみ。
多くの“打線が看板”の秋田県チームは、甲子園の雰囲気に呑まれて不発に終わることが多かった。
グラウンドでは、秋田弁満開でいいのでは?
誰も意味はわからないし、知らない人が聞くと、ちょっと荒くてコワいくらいの迫力があります。
甲子園歴史館の入口にある出場校の名が刻まれたボールウォール。
角館の隣に、大曲工のボールが加わる日が来たことに、胸が熱くなります。
では、大曲工業の勝利と健闘を心から期待しています。では、またです。