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大曲工業、春のセンバツへ王手──県南から半世紀ぶりの快挙

第6日(10月28日)秋季東北大会準決勝  
鶴岡東(山形1)-大曲工(秋田1)  
会場:石巻市民球場

TEAM   1 2 3 4 5 6 7 8 9 計  
鶴岡東  1 0 0 0 2 0 0 0 0 3  
大曲工  2 0 0 0 0 0 0 2 X 4

さて、本日の秋季東北大会準決勝、大曲工業が逆転で決勝進出!  
これで、ほぼ春の選抜・甲子園出場を手中に収めたと言ってよいでしょう。

野球留学が主流のチームが多い中、よくぞ公立の県立高校がここまで!  
秋田県の県南地域から春の選抜への出場は、昭和38年の大曲農業以来。  
実に嬉しい快挙です。まずは、おめでとうございます。

長い高校野球の歴史の中で、秋田県の県南地区から甲子園に出場したのは、  
大曲農業、横手高校、今夏の角館高校、そして今回の大曲工業で4校目。  
いつまでも秋田高校や秋田商業といった古豪が独占する時代ではありません。

東北地区からは、例年決勝進出の2校がセンバツに出場します。  
これで仙台育英と大曲工業が本選枠ということになります。  
地域バランスから見ても、特に異議なし。これは決定でしょう。

近年、大曲工業は夏の県予選でも上位進出を続けており、春・秋の県大会でも優勝。  
なかなか甲子園出場の扉を開けなかったチームが、今大会で一気に花開いた印象です。

それにしても、実力もさることながら、今大会は組み合わせの妙もありました。  
仙台育英や光星学院が別ブロックに入り、  
さらにポイントとなった花巻東が前の試合で15回延長と再試合で消耗していたことも大きかった。

これまで、実力は秋田県内トップレベルでありながら、  
武運つたなく甲子園出場を逃したり、21世紀枠の候補に挙がりながら辞退したりと、  
アンラッキーな面も多かった大曲工業。  
今回の結果で、ようやく“運”までも味方につけたように感じます。

さらに、意外に効果があったのが、大会前の浦和学院との強化試合。  
この経験が、今大会での落ち着いた試合運びに繋がったのではないでしょうか。

今度は、本番の甲子園での対戦を期待しています。

来春のセンバツに出場すれば、甲子園歴史館のボールウォールに  
大曲工業の名が新たに刻まれます。新しい波が、確かに来ています。  
最近の秋田県初出場校──大館鳳鳴、角館に続く、嬉しい流れです。

では、またです。