四方山話に時々音楽と高校野球

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平成26年度秋田県強化招待試合 浦和学院戦から

会場こまちスタジアム 招待校 浦和学院高等学校

 

10月11日(土)

10:00 第一試合 大曲工業-浦和学院

13:30 第二試合 能代松陽-浦和学院

10月12日(日)

9:00 第一試合 西目-浦和学院

 

浦和学院 001 134 011 |11

大曲工業 620 000 004x|12

 

能代松陽 000 110 043| 9

浦和学院 000 701 03x|11

 

さて土曜日開催の秋田県強化試合での2試合です。先ずは、秋の関東大会を控えたこの大切な時期に、わざわざ秋田までお越しいただき、3試合対戦する浦和学院には感謝です。秋の関東大会での浦和学院の活躍を期待しています。

この招待試合、例年秋の東北大会前に実施してますが、その後の効果のほどはどうなんでしょうかね ?観戦しているわけではありませんので、経過は秋田県高野連さんからのホームページでの確認です。

第一試合の秋の優勝校の大曲工業は、立ち上がりに大量点があったものの、中盤 簡単に追いつかれているし、9回裏の4点でのサヨナラ勝ちについても、額面通りには受け取れません。

能代松陽は、エースの先発で一巡目は抑えたものの、2巡目にはビックイニングを作られています。打線についても浦和学院が控え投手が投げている試合でも、前半は低調な得点力、後半、終盤に加点して、スコアとしては格好がついてますが、ゲームは5回までで決まっている印象があります。

技術的、戦略的なことは一朝一夕にはできないだけに、気持ちの面で喝を入れられた試合になればと思いました。両チームともに、県大会の優勝校と準優勝校です。現時点での秋田県のトップレベルですが、全国区の強豪校とは、格段の差が明らかです。試合の主導権は常に浦学です。

強化試合となっておりますが、親善試合の色が強いです。そりゃあ、秋田県高野連の肝いりで招待されてますから、一方的な試合展開も難しいですから、どうしてもこんな展開の試合になってしまうのでしょうかね ? 

夏の甲子園が本番と考えるならば、むしろ一方的な展開で、この段階では叩きのめされたほうが、よほどモチベーションがあがるのでは、と思います。

夏の甲子園で秋田県勢が13連敗が続いていた時期、スコアとしては、善戦していたと思います。だけど勝てなかった。一方で0-15で鹿児島実業戦に大敗した翌年の能代商業チームは、臥薪嘗胆 翌年はベスト16。

強化試合となっておりますが、勝負勘やレベルアップを高めるには、切羽詰まったガチンコの大会、試合じゃなければあまり意味はないと思います。浦和学院もガチンコの秋の関東大会も控えているし、秋田県3校も秋の東北大会あります。

この時期は、調整でしかありませんから、開催もそろそろ見直す時期じゃないでしょうか。全国大会のレベルと秋田県のレベルを比較すると、高校入学時点で、ポテンシャルの相違がありますので、むしろ強化すべきは中学野球なのでしょう。

かつて秋田の高校野球が全国で通用した1990年あたりまで、これを支えていたのは、中学部活の軟式野球「全県少年野球大会」ここで切磋琢磨した勝負勘が、高校野球、甲子園でも生きていたのでしょう。ただこの時代以降~現在まで、高校野球の格段のレベルアップがあり、追従できないのが今。レベルアップの要因は、都市圏を中心とした、クラブチーム・中学硬式野球の興隆です。

秋田県高野連さんのホームページを見ると、中3を対象として、中学生の硬式の練習会などが主催されているようです。むしろ強化するのは、ここからなんでしょうね。 では またです。秋田県代表チームには、浦和学院と甲子園で接戦の試合を !