【会場】こまちスタジアム
【招待校】浦和学院高等学校
■10月11日(土)
10:00 第一試合 大曲工業 - 浦和学院
13:30 第二試合 能代松陽 - 浦和学院
■10月12日(日)
9:00 第一試合 西目 - 浦和学院
【試合結果】
浦和学院 |001 134 011|11
大曲工業 |620 000 004x|12
能代松陽 |000 110 043| 9
浦和学院 |000 701 03x|11
土曜日に開催された秋田県強化試合の2試合。まずは、秋の関東大会を控えたこの大切な時期に、遠路はるばる秋田まで足を運び、3試合を戦ってくれた浦和学院には感謝の気持ちでいっぱいです。関東大会での活躍を心より願っています。
この招待試合は、例年秋の東北大会前に実施されていますが、その効果については一考の余地があるかもしれません。私は現地観戦ではなく、秋田県高野連のホームページで経過を確認しました。
第一試合の大曲工業は、序盤に大量得点を奪ったものの、中盤にあっさり追いつかれ、9回裏のサヨナラ勝ちも額面通りには受け取れない内容でした。
能代松陽は、エースが先発し一巡目は抑えたものの、二巡目でビッグイニングを許しました。打線も、浦和学院の控え投手相手に前半は沈黙。終盤に加点してスコアは整いましたが、実質的には5回で勝負が決していた印象です。
技術や戦術は一朝一夕で身につくものではありません。だからこそ、今回の試合が気持ちの面での“喝”となり、今後の糧になればと願います。両校ともに秋田県大会の優勝・準優勝校であり、現時点での県内トップレベル。しかし、全国区の強豪校との間には、明らかな差があることを痛感させられました。試合の主導権は常に浦和学院にありました。
強化試合とはいえ、親善試合の色合いが濃く、秋田県高野連の招待という背景もあり、一方的な展開にはしづらい事情もあるのかもしれません。
ただ、夏の甲子園を本番と考えるならば、むしろこの時期に徹底的に叩きのめされた方が、選手たちのモチベーションは高まるのではないかとも思います。
かつて秋田県勢が夏の甲子園で13連敗していた時期、スコア的には善戦していたものの、勝利には届きませんでした。一方で、0-15で鹿児島実業に大敗した翌年、能代商業は臥薪嘗胆、見事ベスト16入りを果たしました。
強化試合で勝負勘やレベルアップを図るには、やはり切羽詰まった“ガチンコ”の大会でなければ、真の意味での成長にはつながらないのではないかと感じます。浦和学院も秋の関東大会を控え、秋田県の3校も東北大会を控えるこの時期は、あくまで調整段階。そろそろこの招待試合のあり方も見直す時期かもしれません。
全国レベルと秋田県の高校野球を比較すると、高校入学時点でのポテンシャルに差があるのは否めません。むしろ強化すべきは中学野球の段階でしょう。
かつて秋田の高校野球が全国で通用していた1990年前後、その土台を支えていたのは中学部活の軟式野球「全県少年野球大会」でした。ここで培われた勝負勘が、高校野球でも生きていたのだと思います。
しかしその後、高校野球のレベルは飛躍的に向上。都市部を中心にクラブチームや中学硬式野球が台頭し、地方はその波に追いつけていないのが現状です。
秋田県高野連のホームページを見ると、中学3年生を対象にした硬式野球の練習会なども行われているようです。強化の鍵は、まさにこの段階から始まるのだと思います。
では またです。秋田県代表チームには、ぜひ浦和学院と甲子園で接戦を演じてほしいと願っています。