四方山話に時々音楽と高校野球

高校野球・浜省推し・スピリットは1980年代

不条理な世の中で

神戸市の女児殺害の事件、あまりにショッキングな結果で

言葉も出ません。事件の概要はまだ不明ですが、

ここ何年もあまりに動機なき事件が多すぎです。

 

動機なき犯罪者の多くは、自分のことしか考えていない。

被害者の尊い命だけではなく、被害者の家族の人生、

さらには加害者の家族の人生だって失ってしまうこと。

 

こんな不条理な世の中、報われず、孤独で、

自暴自棄になってしまいそうなことなんか、山ほどあります。

それでも、なんとか耐えている。

 

ひとつ間違えば、歯車が狂ってしまい

誰もが犯罪者になる要素があり、ならない保証なんてない。

それでも、みんなが耐えている。あまりに失うものが大きいから。

 

誰にも認められず、報われず、貧しくて、

世界中が敵のように思えてしまう夜であっても、朝は来る。

さらに、気がつかなくとも 

気にかけて心配してくれる人は必ずいます。

今まであった無差別殺人の加害者だって、そんな人がいたはず。

そんな人が一人でもいるあいだは、自暴自棄になってはダメ。

 

動機なき犯罪者にとっては、不条理な社会が動機かもしれません。

残念ながら、社会はさらに不条理に、さらに格差社会になるのは

目に見えています。勝者で富める者はほんの一握り、

市場原理だけだったら、ほとんどが負け組みっていう世界。

満たされないエネルギーは、暴発してしまいます。

動機なき無差別殺人の芽は、いたるところにあるかもしれません。

 

どうやって生きていき、守っていけるかは、人それぞれ。

どこかに、ほんの小さなオアシスでもあれば、孤独で、不条理でも、

なんとかやっていけるのですが。人に迷惑かけなければ、

リアルでもバーチャルでも、なんでも構わない。

それは社会でも他人でもなく、自分で探すしかないのです。

 

あまりに、むごい、そして理由無き犯罪が多すぎ。

自暴自棄の暴走へのセキュリティの強化も必要ですが・・・。

それでも才能が無く、貧乏で、体力もなく、美しくもない人の

不条理な社会への負のエネルギーの爆発。一歩違えば

今は平穏でも、誰もが被害者にも加害者にもなりえる世界。

なんともしようもないが、なんとかしなければ、こんな事件は

なくなりません。 では今回は このへんで 。