四方山話に時々音楽と高校野球

高校野球・浜省推し・スピリットは1980年代

津軽から久々の凱歌~弘前学院聖愛 初出場で初勝利

 

【1回戦】第4日 / 第3試合

弘前聖愛 (青森) 010 102 101=6(聖愛)小野

玉野光南 (岡山) 000 000 000=0(光南)星、中川、玄馬

 

【1回戦】第4日 / 第4試合

石見智翠館(島根)100 000 000=1(智翠)田部

西 脇 工(兵庫)200 200 00X=4(西工)翁田

 

本日はこの2試合、特に青森県代表の弘前学院聖愛高校と兵庫県代表の西脇工業は、春夏通じて初出場で初勝利! 先ずはおめでとうございます。

津軽の地元選手で、予選で野球留学校に打ち勝ったチーム、西脇市からの初出場に、アルプススタンド超満員で応える西脇工業の大応援団、どちらも地元主体で、本来の高校野球が持つべき姿のチーム。

特に弘前学院聖愛高校は、1991年の73回大会で弘前実業が川之江に勝利して以来の、弘前市のチームの凱歌、さらには、これこそが津軽人の青森県代表校でしょう。

青森山田と光星学院の野球留学校の独占状態の地区に、八戸工大一とともに、地元主体で挑んだチームが、甲子園で白星をあげることは、価値ある一勝と思っております。

地元の方の本音は聞けませんが、これが秋田県代表だったら、地元選手がゼロでの全国大会の優勝チームなんて、いりません。ただ、青森山田と光星学院の野球留学校 2校の存在は、今回の聖愛高校の野球が、地元主体として覚醒するきっかけになったことでもあったでしょう。

調べると、中学からのシニアから取り組みがあり、中高一貫で選手育成にのぞんだことが、今日の白星として、花開いたことに繋がったのでしょうか。やはり、長期にわたり山田と光星の2校に独占されていたことに対して、立ち上がった志ある津軽人は、立派です。

95年の長きにわたって開催される、全国高校野球選手権大会。たかが野球、されど野球ではありますが、これだけの長い時間と影響力のあるイベントは、様々なことを映し、考えさせられます。 では今回はこのへんで。