【第4日・1回戦】
■第3試合
弘前学院聖愛(青森) 010 102 101=6
玉野光南(岡山) 000 000 000=0
【聖愛】小野/【光南】星、中川、玄馬
■第4試合
石見智翠館(島根) 100 000 000=1
西脇工業(兵庫) 200 200 00X=4
【智翠】田部/【西工】翁田
---
本日はこの2試合。
特に注目したいのは、春夏通じて初出場・初勝利を飾った
弘前学院聖愛高校(青森)と西脇工業高校(兵庫)の両校です。
まずは、心からおめでとうございます。
---
弘前学院聖愛は、津軽の地元選手で構成されたチーム。
予選では、野球留学生を多く抱える強豪校に打ち勝っての代表権獲得。
その背景を知ると、今日の白星はひときわ価値あるものに思えます。
西脇工業も、地元・西脇市からの初出場。
アルプススタンドを埋め尽くす大応援団が、
その勝利を全力で後押ししていました。
どちらも“地元主体”という、高校野球が本来持つべき姿を体現するチームです。
---
弘前市のチームが甲子園で勝利を挙げたのは、
1991年・第73回大会で弘前実業が川之江に勝利して以来。
まさに、弘前市にとって久々の凱歌。
そして、これこそが“津軽人の青森県代表”と呼ぶにふさわしいチームでしょう。
---
青森県の高校野球は、長らく青森山田と光星学院という
“野球留学校”2校によって独占されてきました。
その中で、八戸工大一や今回の弘前学院聖愛のように、
地元主体で挑むチームが甲子園で白星を挙げることは、
地域にとっても大きな意味を持つはずです。
---
地元の方々の本音は分かりませんが、
仮にこれが秋田県代表だったとしたら――
地元選手ゼロの全国優勝チームには、
素直に喜べないという気持ちも、正直あると思います。
ただ、青森山田や光星学院の存在があったからこそ、
今回の聖愛高校のような“地元主体”のチームが覚醒する
きっかけになったのかもしれません。
---
調べてみると、弘前学院聖愛は中学のシニア世代からの取り組みを行い、
中高一貫で選手育成に力を入れてきたとのこと。
その積み重ねが、今日の白星につながったのでしょう。
長年、山田と光星の2強に独占されてきた青森県の高校野球。
そこに風穴を開けた“志ある津軽人”たちの挑戦は、本当に立派です。
---
95年の歴史を誇る全国高校野球選手権大会。
たかが野球、されど野球。
これだけ長く続き、社会に影響を与え続けるイベントは、
さまざまなことを映し出し、私たちに多くのことを考えさせてくれます。
では、今回はこのへんで。ではまたです。