四方山話に時々音楽と高校野球

高校野球・浜省推し・スピリットは1980年代

現在のスポーツ界には星飛雄馬や左門豊作は存在せず

桜宮高校のバスケ部の体罰や柔道界の暴力告発など スポーツ界の影の部分がどんどん 噴出してきております。学内の部活では、体罰という指導は、もはや平成の世では絶滅したのかな?とも思っておりましたが、脈々と実は続いておりました。

モンスターペアレンツなんて、うるさい親の存在の中、そういった指導がまだ現存していることは、意外でした。私らの頃も体罰は少なかったですよ。

よくネット上で体罰の是非が論じられておりますが、当然世間は圧倒的に非 ! 体罰と技術の向上は無関係、人権重視しろとか 確かにおっしゃる通りです。でも、そういったことを語る人のほとんどは、文化系のインテリ層だと思います。

多くの運動部経験者は知っています。体罰・しごきによる負荷をかけることで、技術は短期間で、向上する可能性があることを・・・。自分自身で追い込むことができる方って、学生ではほとんど皆無、大人の社会人だって、それほどの志がある方 少ないでしょ ?

ある程度の強制力がなければ、学生~大人まで動きません。才能も体力もない人にとって、短期間で結果を出すためには、この方法しか ないのでしょ。もちろん結果を求めなければ ここまでは いらないことでして。

世界の一流のアスリートで、体罰やしごきでトップアスリートまで、上り詰めた人は皆無でしょうかね。欧米には こういった習慣はないでしようからね。

欧米には星飛雄馬や左門豊作は存在せず、当然 星一徹コーチもいません。欧米で活躍・存在するのは、花形満とメッシとベッカムの才能溢れる人材のみです。

ただ体力的に劣る日本人が、世界で勝負するには、欧米といっしょのことやっても ダメなのです。欧米に勝つには、プラスαの部分がないと勝負にならない。

精神面に重きをおきすぎ、大敗したのは大東亜戦争でして、かといって無理しなかったら明治維新の前に植民地になっていたわけです。日本人の無理は難しいところであります。

日本人は、経済・スポーツ・軍事まで欧米列強と肩を並べるには、無理しないと 凌駕されてしまうのよ。 もちろん凌駕されてもいいであれば、無理せずほとほどに。

かといって、体罰はハラスメント・いじめに繋がる 反社会的なことは事実です。 過度な体罰っていうのは、いわば暴力・傷害→犯罪ということで、根絶する努力をしなければなりません。 

いくらなんでも部活で30~40回殴るるってことは異常であります。かといって全くゼロというのも、指導の中では逆に不自然。言ってもわからない、無法者の奴らは学校から世間に大勢います。

体罰による指導と傷害になる犯罪の境目は、非常に難しい。今の日本の流れっていうのは、全てかゼロか極端な流れになりますので、限りなく体罰はゼロになる流れになるかと思います。

一方で禁断の指導に手を染めて、告発された指導者へのパッシングが凄いでしょ。アホなマスコミの、コメンテーターやら 面白おかしく・・・。彼らも知っているでしょ、日本の社会、会社、学校、組織は、体育会系だけではなく、不条理な状況が蔓延していることを。

どんな綺麗事を並べても、プロ・アマ、官民、部活~会社など全て組織・ 個人は、結果出せれば周囲は方法論の文句言いません。皆無にすべき努力はするものの、根絶することは不可能な体罰・いじめ・ハラスメントは、これからも、いつの世の中でもあるでしょうかね。日本はまだまだ精神的に成熟した社会からは、程遠いのでしょうか。

私は、梶原一騎の「巨人の星」やらがベースで育った世代。結果出すためには、根性論やら多少の体罰は 仕方ないと思っております。ただ指導と暴力・犯罪は全く違います。指導者の力量が問われます。明日は、また月曜日 不条理な世の中へ出かけてきます。では またです。