▽決勝
西 目 000 004 000|4
能 代 000 030 21×|6
▽第3代表決定戦
大 館 工 021 000 000|3
金 足 農 011 000 000|2
選抜への最終関門
秋田県の秋の東北大会の出場校も出揃いました。
優勝の能代高校 準優勝の西目高校
第3代表は、県内では甲子園常連の金足農業を破った
大館工業の3チーム。
良く言えばフレッシュですが、一方では実績がないだけに
ネームバリューに欠ける 3チームの印象です。
今回の秋田県 3代表の中には、
秋田商業も金足農業も明桜(経法大附属)、秋田高校もいません。
さらに、本荘高校も能代商業も いない。
元住民の個人的な感想ですが、秋田や東北って
ネームバリューの持つ意味は、おそらく他の地域よりも大きい。
例えば牛丼のチェーン店の吉野家さんの 秋田1号店
オープン初日は、もの凄い長蛇の列 ! 他の地域ではありえません。
ハナシが本題から外れましたが、
おそらく、この3チームにとっては、東北大会で名前やユニホームで
相手を圧倒するなんてことは、ないですから 勝ち上がるには、
本来持っている力を十分に出せるか否かが、先ずあります。
次には、実力差のある相手に対して、どれだけ自分たちの
ペースに持ち込める、戦略・戦術がとれるかどうか ?
勝ち上がるには、この2点でしょうか。
名前とユニホームだけで、東北大会では威圧感があります。
秋田県以外の東北大会出場校は、
甲子園常連出場校の強豪私立ばかりです。
秋田県代表の3チームは、おそらく東北6県中の最弱候補であります。
けれども秋田県で、春の甲子園・選抜を狙えるのはこの3チームのみ。
東北の常連私立強豪校から公立主体の秋田県の代表校まで、
現時点ではどちらの出場校にとっても機会は均等なのです。
そんなことから、先日見つけたこの本を読んでみました。
日刊スポーツ出版から出ている「高校野球 弱者の教訓 」
能代商業・加古川北・鹿児島工など、けっして全国では、強豪ではない
チームがいかにして、全国の強豪と戦ったかを綴っております。
機会があれば是非一読を !
投げて、打って、守って、走るという競技の野球ですが、
各校ともに、練習・取り組み方・試合戦略・プレーなど
創意工夫そして、指導者の方の熱意が伺えます。
なにも対策を立てずに、圧倒的な力の差を前に
試合を続けていくことと、対策や具体的な目標を持って
試合に臨むことは、その後の夏までの取り組み、夏の結果まで
左右します。
特に、県大会の優勝で、東北大会に臨む 能代高校チームは
正面からの私立強豪校との戦いよりは、
3本柱の投手陣を駆使しての継投・奇襲での勝ち上がりを・・・
鹿児島実業戦の大敗の翌年、全国で見事に結果を出しています。
秋の東北大会の初優勝・春の選抜の初出場を期待しています。
弱者が、勝って当たり前の強者を破った時に、
変革が生まれるのです。 では 今日はこのへんで ではまたです。