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初出場校の甲子園への道その2 2012夏の高校野球秋田編

夏の高校野球の地方大会も、沖縄で全国トップをきって本日開幕です。

いよいよ本番です。さて今日も秋田県の高校野球のハナシからです。夏の甲子園大会は、昭和38年の45回大会から昨年 平成23年の93回大会まで、2県1代表制を含めて毎年延べ49校を夏の甲子園 全国大会に送り出しています。

地区別には県北地区で7回 県南地区で1回 本荘由利地区4回、残りは全て秋田市で、なんと37回。割合でみると県北地区14% 県南地区2% 本荘由利地区8%、秋田市では76%。

前述の初出場の可能性にもつながりますが、特に秋田市以外で初出場を狙うチームにとっては、予選では秋田市勢の常連・強豪校を打ち破ることが必要となります。

おそらく、秋田県内で秋田市の高校が甲子園に行くのは、当然・当たり前という雰囲気・感覚が長きにわたってあります。唯一対抗しているのが甲子園の出場経験が複数回ある、能代市と本荘市くらいですかね。選手にとっても、ライバル校は同じ秋田市の高校チームなのです。気持ちの面で既に優位!

これは、特に上から目線というわけでもなく、長きにわたった実績から、自然なことなので、別に、悪気があるわけでもありません。これと同様の例で、全国大会の雰囲気は夏の甲子園大会になると、関西地区の観客は、関西勢のチームが勝ち上がることは当然・自然で東北や秋田県代表のチームなどは眼中になし !

さらにとんで、サッカーワールドカップになると、ブラジルやイングランドクラスになると、日本代表やアジア地区代表は、あくまで格下!

 たとえが飛躍しましたが、このあたり大会を取り巻く雰囲気と選手の気持ちが、さらに予選での結果に繋がっていき、秋田市以外からの初出場が、さらに困難になっていく結果になっています。

初出場を狙うチームにとっては、こうした雰囲気を打ち破る為には、突出した実力が不可欠となります。いや 実力だけではなく、運やそれ以外の何かが必要となるのでしょう。

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